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令和4年12月15日定例記者会見内容

更新日:2022年12月15日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 令和4年を振り返って
  3. 年末年始を迎えるにあたって

1.市長冒頭のあいさつ

報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。
本日は、今年最後の記者会見となります。一年間の上田市政を振り返り、主だった出来事を記載した資料を配付させていただきましたので、その中から何点か申し上げます。

2.令和4年を振り返って

新型コロナウイルス感染症に関する対応

はじめに、発生から3年が経とうとしている新型コロナウイルス感染症についてであります。
本年に入りまして、感染力の強いオミクロン株が急速に拡大し、1月から3月にかけて長野県に「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、猛威を振るいました。
特に、夏場にかけて感染が急拡大した「第7波」におきましては、全県で医療提供体制がひっ迫し、医療非常事態宣言が発出されるなど緊迫した状況となりました。
さらに、現在は「第8波」を迎え、県内の病床使用率が連日60%を超えるなど高い水準で推移し、医療への負荷が増大しており、再び全県に医療非常事態宣言が発出されております。
県では、医療のひっ迫を改善し、新型コロナを含む様々な疾病等で医療を必要としている方が適切な受診・治療を受けられる医療提供体制の維持を図るため、11月に「新型コロナ第8波克服・県民共同宣言」が出されたところであります。
市では、希望する方への速やかなワクチン接種体制の確保や公共施設における感染予防など、感染拡大防止策を講じるとともに、コロナ禍に加えて、原油価格・物価高騰等に苦しむ市民生活を支えるための生活者支援策や、好評をいただきましたスマートフォンアプリを活用した消費喚起応援事業など、社会経済を停滞させないための施策にも取り組んでまいりました。
今後も引き続き、感染拡大防止や医療提供体制の維持を図るとともに、日常生活の正常化を目指して社会経済対策にも積極的に取り組み、皆様の命と生活、暮らしを守ることを第一に、コロナ禍の克服に向け全力を挙げて取り組んでまいります。

 

2期目の土屋市政がスタート

続きまして、今年3月には上田市長選挙及び市議会議員一般選挙が行われ、市長として引き続き2期目の市政運営を担わせていただくことになりました。
選挙公約に掲げました、医療や福祉、教育・子育て環境の充実をはじめ、地域共生社会の実現や、循環型社会の形成、デジタル化や脱炭素化による持続可能で活力あるまちづくりの推進などの政策の実現を目指し、共に市民を代表する立場である市議会議員の皆様と、さらなる市政の発展に向けしっかりと取り組ませていただきます。

 

国の「SDGs未来都市」に選定

次に、3の「上田市が国の『SDGs未来都市』に選定された件」について申し上げます。
本年5月、上田市が内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
今後は、新たに策定した「上田市SDGs未来都市計画」に沿って、人口減少対策や2050年ゼロカーボンシティの実現、スマートシティ化の推進など、経済・社会・環境の諸課題に創意工夫を重ねて取り組み、「ひと笑顔あふれ 輝く未来につながる健幸都市」を目指し、地方創生による持続可能なまちづくりを推進してまいります。

 

資源循環型施設建設に向けた取組

次に、5の「資源循環型施設建設に向けた取組」について申し上げます。
上田市及び上田地域広域連合の重要課題である資源循環型施設建設につきましては、環境影響評価制度の2番目の段階である「方法書の手続」が9月に完了しました。現在は1年間の予定で現地調査を行っております。
また、生ごみを堆肥化してリサイクルするための「有機物リサイクル施設」整備に向けて、丸子地域の塩川陣場地区を候補地として地元住民の皆様と協議を継続しており、周辺環境の調査が概ね完了したことから、調査結果や環境保全対策、地域振興策等について、周辺自治会において説明会を開催する一方、施設整備に向けて地質調査等の各種調査を進めております。
4月の市長就任直後には、諏訪部自治会並びに資源循環型施設建設対策連絡会の役員の皆様にご挨拶に伺わせていただきました。引き続き、関係者の皆様に丁寧に説明を行い、信頼関係を築きながら事業を進めてまいります。
市民の皆様には、引き続き、ごみの減量、再資源化に御理解、御協力をお願いいたします。

 

木曽義仲関連イベント

次に、6についてですが、本年は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で木曽義仲公が取り上げられ、義仲挙兵の地として知られる丸子地域では、「義仲イヤー」と銘打って様々なイベントが企画されました。
10月には「木曽義仲挙兵 武者行列」が開催され、義仲役を演じた青木崇高さんをはじめとするドラマ出演者も参加されるなど、大勢の観客で賑わい、改めて、地域の豊かな歴史文化に目を向ける機会となりました。
また、このほかにも、今年は、上田わっしょい、真田まつり、武石おねり秋祭りなど、各種の行事やイベントが開催され、各地域で活気と賑わいが見られました。
新型コロナの影響により、ここ数年開催が見送られていた行事も多かったわけでありますが、感染症対策を講じながら、開催を実現された多くの皆様の熱意と御尽力に、改めて感謝を申し上げます。

 

教育・文化振興

次に、資料の裏面に移りまして、9の「教育・文化振興」から、文化振興事業について申し上げます。
市では、本年、今後の文化財行政の指針となる「上田市文化財保存活用地域計画」を策定し、7月に文化庁の認定を受けたところであります。
また、上田城跡整備事業につきましては、先月11月から、旧市民会館駐車場の発掘調査を開始し、武者溜り復元整備に向けた取組が始まりました。
発掘現場は、フェンスで囲んだ上で常時公開しており、訪れた市民や観光客の皆様に見学していただくことができます。
なお、12月18日(日曜日)には、実施中の発掘調査の成果等について、担当者による現地説明会も予定されております。
今後は、江戸時代にあったとされる石垣等の痕跡について確認を行い、旧市民会館の解体事業を経て、武者溜りの復元整備を進めていく計画となっており、それに向けた体制整備として、来年度、市の組織改正を予定しております。
引き続き、このような取組のほか、ホームページ、SNSでの情報発信等を通じて、上田市のシンボルの一つである上田城跡の整備に向けて機運の醸成を図ってまいります。

3.年末年始を迎えるにあたって

以上、今年一年の上田市政を振り返って、一端を申し上げました。
冒頭でも触れましたとおり、新型コロナウイルス感染症に関しましては、未だ予断を許さない状況が続いており、県からも、県民の皆様に対し、「健やかに年末年始を過ごすためのお願い」が出されております。
年末年始は多くの医療機関が休診となりますが、夜間の初期救急患者を受け入れております「上田市内科・小児科初期救急センター」では、上田市医師会、小県医師会、上田薬剤師会の御協力の元、12月30日(金曜日)と1月2日(月曜日)は開設し、診療を行うことといたしました。
年末年始を上田でお過ごしいただく皆様の安心と、夜間診療を担われている医療機関の負担軽減につながればと考えております。
帰省や忘新年会など、人と接する機会が増え、例年、陽性者が多くなる時期であります。市民の皆様には、改めまして、感染予防に十分に御留意いただくようお願いいたします。
また、あわせまして、この冬は季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されておりますことから、新型コロナ及びインフルエンザのワクチン接種がまだお済みでない方には、接種の検討をお願いいたします。
医療・介護従事者をはじめ、私たちの市民生活を守るため尽力されている皆様に思いを致し、心合わせをして、共に、新型コロナ第8波を乗り越えてまいりましょう。
私からは以上です。
来年もよろしくお願いいたします。