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令和5年1月19日定例記者会見内容

更新日:2022年1月19日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 年頭にあたっての所感
  3. 結びに

1.市長冒頭のあいさつ

報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。
本日は、新年を迎えて最初の定例記者会見でもありますので、令和5年の市政の展望等について何点か申し上げます。

2.年頭にあたっての所感

スマートシティ化の推進

まず、スマートシティ化の推進についてであります。
これまで、令和3年に策定した「上田市スマートシティ化推進計画」に沿って、ICT等の先進技術を活用し、個別の施策・事業を実施してまいりました。昨年は、「農業デジタル人材育成プロジェクト」や「武石スマートシティ実証プロジェクト」などの事業がスタートしたところであります。
また、国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の決定を受けた施策も順次事業化が進められており、いわゆる「書かない窓口」や戸籍証明書のコンビニ交付も、この3月までに実施予定となっております。
昨年は、上田市が国の「SDGs未来都市」に選定されました。スマートシティ化の推進と共に、脱炭素化に向けた取組も引き続き積極的に進め、行政サービスの向上や快適な市民生活の実現をめざし、将来にわたって持続可能なまちづくりを推進してまいります。

資源循環型施設建設に向けた取組

次に、資源循環型施設建設に向けた取組についてであります。
昨年は、上田地域広域連合において、環境影響評価制度の2番目の段階である「方法書の手続」が完了し、現在は1年間の予定で現地調査を行っております。
現地調査は、今年9月頃を目途に完了する予定であり、その後は、調査結果を踏まえ環境影響評価制度に定められた「準備書の手続」へと進めていく計画となっております。
建設に向けた取組の進展にあわせて、市では、建設予定地周辺整備等の地域振興策について、引き続き地元住民の皆様と協議を行ってまいります。
今後も、地域の皆様のご理解をいただくよう、丁寧に意思疎通を図りながら建設計画の前進に向けて着実に取り組んでまいります。

上田城跡の復元整備に向けて

次に、上田城跡の復元整備に向けた取組について申し上げます。
昨年11月には、旧市民会館駐車場の発掘調査に着手し、武者溜りの復元に向けた取組がいよいよ始まりました。
今後は、旧市民会館の解体工事を経て、武者溜りの復元整備を進めていく計画となっております。
また、本丸7つ櫓のうち、現在の西櫓、北櫓、南櫓に加え、残り4棟の櫓の復元的整備に向けて文化庁と協議を行っており、櫓を含めた上田城跡の整備を推進するため、令和5年度は、市の組織改正を予定しております。
上田城の復元整備には、行政と市民が一体となった取組、機運の醸成が欠かせません。市民の皆様には、上田城に関する資料の調査・収集などへのご協力をお願いするとともに、7つ櫓復元に向け、一層のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

消費喚起応援事業【第5弾】

以上、年頭にあたり市政の展望の一端を申し上げました。
新型コロナウイルス感染症につきましては、第8波が未だ収束せず、季節性インフルエンザの流行とあわせて再び医療への負荷が増大するなど予断を許さない状況が続いており、本年も引き続き、新型コロナに対する取組が市政の中心的な課題であります。
昨年は、多くの皆様の熱意とご尽力により、感染対策を講じながら各種の行事やイベントが開催されるなど明るい兆しも見られるようになってまいりました。
しかしながら、長引くコロナ禍に加え、原材料価格や物価の高騰の影響が市民生活に影を落とし、特に中小事業者を中心に厳しい状況が続いております。
これを受けまして、市では市内3商工団体と連携し、2月に消費喚起応援事業「がんばろう上田!第5弾」を実施することといたしました。
前回第4弾と同じく、スマートフォンアプリ「チケットQR」を活用し、期間中、最大20%の割引が適用される大変お得なキャンペーンとなっております。
登録方法や操作方法につきましては、上田商工会議所をはじめ、地域自治センターや公民館にサポートデスクを開設いたします。
また、今回は新たな試みといたしまして、従来型の携帯電話、いわゆるガラケーをお使いの65歳以上の方を対象に、スマートフォンへの切り替えのきっかけとしていただくため、「スマホ無料体験サービス」を実施いたします。
市民の皆様には、基本的な感染防止対策を実践いただきながら、ぜひこの機会に、市内店舗で買い物や食事をお楽しみいただきたいと思います。
市といたしましても、引き続き感染拡大防止や医療提供体制の維持を図るとともに、日常生活の正常化を目指して社会経済対策にも積極的に取り組んでまいります。
コロナ禍の克服に向けては、未だその道のりの途上ではありますが、少しずつ明るい兆しが見えてきております。市民の皆様の心合わせにより、共にこの難局を乗り越えるべく、改めましてご協力をお願いいたします。

3.結びに

結びにあたりまして、広報うえだの1月号でも紹介させていただきましたが、人が成長する行動パターンに、「知覚動考(ちかくどうこう)」という考え方があると言われます。
知って、覚えて、動いて、考えるという意味で、特に、「動いて、考える」という順番が大切だということです。
「知覚動考」は「ともかく、うごこう(兎も角動こう)」とも読めます。
また、昨年、御逝去された実業家の稲盛和夫さんは、「善きことを思い、善きことを行う(善思善行)」で世の為、人の為に生き貫きました。
本年が希望に満ちた年となりますよう、「知覚動考」、「善思善行」の精神で、市民の皆様と共に上田再構築を「もっと、前へ」進めてまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。