ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報 > 記者会見・記者発表 > > 令和5年8月28日記者会見内容

本文

令和5年8月28日記者会見内容

更新日:2023年8月28日更新
印刷用ページを表示する
<外部リンク>

目次

1.市長冒頭のあいさつ
2.9月市議会定例会について
3.事件決議案について

1.市長冒頭のあいさつ​

報道機関の皆様には、お集まりいただきありがとうございます。
本日の記者会見では、「9月市議会定例会に提案する議題」を中心に御説明させていただきます。

はじめに、9月2日土曜日に開催します「上田市防災訓練」について申し上げます。
今年は、大正12年(西暦1923年)9月1日に発生した関東大震災から100年の節目の年にあたります。
この9月1日を「防災の日」と定め、いつ起きるともしれない災害に備えるために、全国各地で防災訓練が開催されています。
当市におきましても、武石地域を主会場として「総合型防災訓練」を実施いたしますが、コロナ禍の影響により、実に4年ぶりの開催となります。
訓練では、災害現場を想定した応急対策訓練として「上田市防災支援協会武石支部」をはじめ、災害時応援協定に基づく関係機関の皆様や、警察・消防・自衛隊といった防災関係機関との連携による、実動訓練を行います。
併せて、地元自治会の皆様に御参加いただき、避難訓練及び避難所運営訓練を実施していただくなど、災害が発生した場合のさまざまな場面を想定し、自助・共助・公助による総合的な訓練を実施いたします。
訓練は自由に見学ができるほか、自衛隊・警察車両等の展示や煙体験、地震体験といった各種体験ブースもございますので、多くの皆様にお越しいただき、防災への関心を高める機会にしていただきたいと思っております。

さて、平成12年1月より運行してきた丸子地域循環バス「まりんこ号」は、利用者の減少に伴う財政負担の増大等により、今年9月末をもって運行を終了することとなりました。
これに代わる新たな公共交通システムとして、10月2日から「丸子デマンド交通」が運行を開始します。
このデマンド交通は、丸子地域にお住まいの方を対象とし、予約によって運行する乗合型の公共交通であり、利用者の自宅近くの停留所から目的地の停留所間を運行するものとなります。
運行エリアは、現行の循環バスの運行エリアとしておりますが、停留所は今までの約3倍の180箇所程度を設定し、循環バスでは乗り入れができなかった地域内や店舗駐車場にも停留所を設置いたします。
運行開始後は、利用者の御意見や御要望等をお聞きする中で、検証・見直しを行いながら、満足度を上げられるよう取り組んでまいります。

次に、交通安全対策に関する取組について申し上げます。
市では今年6月24日に交通死亡事故ゼロ300日を達成し、8月23日に県交通安全運動推進本部長である県知事からの賞状を拝受いたしました。
関係機関や市民の皆様の日ごろの取組に感謝するとともに、市といたしましても引き続き交通安全意識の向上を図ってまいります

2.9月市議会定例会について

それでは、9月市議会に提案する議案について申し上げます。
今回提案します案件は、条例案が6件、決算認定が12件、予算案が6件、事件決議案が4件の合計28件であります。

(1) 条例案について

はじめに、条例案から申し上げます。会見資料の1ページをご覧ください。
条例案につきましては、「上田市 福祉医療費給付金条例中 一部改正について」など、計6件の提案を予定しております。
詳細につきましては、この後担当者から申し上げます。

(2) 決算・予算について

​令和4年度決算概要について

次に、「決算・予算について」です。
今定例会には、令和4年度決算認定の議案を提案いたしますことから、まず、一般会計及び特別会計等の決算概要について申し上げます。
一般会計、歳入総額は763億768万円余、前年度比較で4.7パーセントの減となり、歳出総額は735億3,066万円余、前年度比較で4.5パーセントの減となりました。
また、本年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は、22億2,132万円余、の黒字決算となりました。
なお、令和4年度の歳出総額は、前年度比較で34億9,437万円余の減となりましたが、これは、子育て世帯への臨時特別給付金 給付事業費や、令和元年東日本台風などに係る災害復旧事業費等の減によるものです。
次に、特別会計6会計は、いずれも黒字、若しくは歳入歳出同額の決算となりました。特別会計全体で歳入総額は、339億3,333万円余、歳出総額は334億7,364万円余となり、差し引き4億5,968万円余、の黒字決算となりました。
次に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による、「健全化判断比率」及び「公営企業における資金不足比率」について申し上げます。
現時点では、速報値による暫定数値ですが、財政の健全性を示す4つの財政指標のうち「実質公債費比率」ですが、前年度と比べ、0.1ポイント減の5.2パーセントとなり、早期健全化基準である25パーセントを大きく下回っております。
次に、「将来負担比率」は、20.2パーセントと前年度の決算数値から3.3ポイント改善しており、こちらも早期健全化基準である350パーセントを大きく下回っております。
なお、残りの2つの「実質赤字比率」及び「連結実質赤字比率」は、黒字での決算となったことから、該当はありません。
また、公営企業の健全化を判断する「資金不足比率」につきましても、全ての会計で、該当はありませんでした。

9月補正予算の概要について
予算規模等について

次に、9月補正予算の概要について申し上げます。
今回の9月補正予算は、一般会計のほか、介護保険事業特別会計、産婦人科病院事業会計、水道事業会計、公共下水道事業会計に係る予算計上であります。
まず、一般会計でありますが、補正予算第4号といたしまして、住民税所得割 非課税世帯等に支給する支援金 及び給付金の関係経費の計上であり、予算規模は1億1,360万円となっております。
こちらは早期に実施が必要な経費であることから議会の最終日を待たずに議決をお願いするものです。
また、一般会計補正予算第5号でございますが、6月補正予算編成以降に必要が生じた諸事業についての関係経費の計上です。
これらの補正予算により、一般会計の予算規模は、745億2,801万円となり、前年度同時期の予算額と比較して、2.4パーセントの増となっています。

補正予算の特徴について

​次に、補正予算の特徴的なものについて申し上げます。
はじめに、一般会計補正予算第4号でありますが、物価高騰等に伴う家計負担軽減策として、住民税所得割非課税世帯等に対して支給する「長野県 生活困窮者価格高騰特別対策支援金 給付事業」、そして「長野県 子育て世帯生活支援特別給付金 給付事業」に係る経費の計上であります。
次に、一般会計補正予算第5号ですが、「新型コロナウイルス感染症対応 地方創生臨時交付金」を活用した、原油や原材料価格の高騰に対する支援として、福祉施設、民間保育所、認定農業者、観光事業者や公共交通事業者等に対する支援事業の経費を計上いたしました。
また、市民生活に密着した生活関連道水路等整備事業費のほか、5月から8月にかけての大雨災害に伴う復旧事業費に加えて、7月に菅平地域で発生した雹害への対応経費を計上いたしました。
決算、補正予算については、以上です。

3 事件決議案について 

次に、事件決議案につきましては、「上田市第二学校給食センター改築事業 建築主体工事 請負変更契約の締結について」など、計4件の提案を予定しております。
このうち、「箱畳第二期工業団地の取得及び譲渡処分」の案件について申し上げます。
箱畳第二期工業団地につきましては、平成30年10月から造成工事に着手し、およそ3年と5か月の歳月をかけて令和4年3月に完成いたしました。
令和4年7月から譲渡先の公募を開始したところ、今年6月に民間企業1社から用地取得の申し込みをいただき、庁内選定委員会において検討した結果、譲渡先候補として決定いたしました。
このため、今定例会において、造成工事を委託していた上田市土地開発公社からの取得、並びに民間企業への譲渡処分について、予算を計上し、議会の議決をお願いするものであります。
以上、提案する議案の概要について申し上げました。
私からは以上でございます。