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令和6年2月19日記者会見内容

更新日:2024年2月19日更新
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目次

1. 市長冒頭のあいさつ​
2. 市の直近の事業について​
3. 3月市議会定例会について

1. 市長冒頭のあいさつ​

報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。
本日の記者会見では、2月26日に招集を予定しております、令和6年3月市議会定例会に提案する議案について説明させていただきます。

2. 市の直近の事業について​

会見に先立ち、市の直近の事業について3件申し上げます。

はじめに、消費喚起応援事業について申し上げます。
今回で第6弾となる消費喚起応援事業を2月1日(木曜日)から市内3商工団体と連携して実施してまいりました。
スマートフォンアプリ「チケットQR」を用いた実施も4回目となり、消費者の皆様の間にも広く定着を見せたことから、前回の第5弾を大きく上回るペースで利用が進み、大変好評のうちに2月17日(土曜日)午前3時をもって終了となりました。
事業は終了しましたが、今後も引き続き、関係機関と連携して事業者支援に努めてまいります。

次に、りんどう橋「国登録有形文化財」の登録について申し上げます。
りんどう橋は、丸子総合グラウンド西側の内村川に架かる人道橋で、明治中期にドイツから桁が輸入され、九州鉄道で使われた後、丸子鉄道千曲川橋梁に利用されました。
鉄道廃止後は大石橋として道路橋の役割を果たしてきましたが、千曲川の水害で落橋し、撤去されました。その橋の部材を橋梁メーカーが保存しており、人道橋として転用、架橋したのがりんどう橋です。
今回、国の登録有形文化財に登録される見込みとなり、これを記念して、橋の復元デザインを担当した早稲田大学教授の佐々木葉氏をお迎えし、3月9日(土曜日)午後1時30分から、丸子文化会館セレスホールにおいて講演会を開催いたします。

最後に「スポーツ都市宣言」制定記念講演会ついてお知らせいたします。
「スポーツ都市宣言」につきましては、大勢の皆様のお力添えのもと、昨年12月に制定することができました。
このたび、スポーツ都市宣言の制定を記念した講演会を、講師に元プロ野球選手で2023WBC侍ジャパンヘッドコーチである白井一幸氏をお迎えし、「成果を導く、言葉の力 ~WBC侍ジャパン編~」と題し、3月16日(土曜日)午後2時から交流文化芸術センター・サントミューゼ大ホールで開催いたします。
メジャーリーガー大谷翔平選手の育成にも関わった白井氏から、指導者としてのあり方やチームのマネジメント方法などについてお話を伺えることは、スポーツだけでなく、多くの皆様にとって有益な講演会になると考えております。

りんどう橋の記念講演会と併せまして、多くの市民の皆様に御参加いただくとともに、報道機関の皆様におかれましては、講演会の開催につきまして広く周知していただきますよう、御協力のほどよろしくお願いいたします。
以上、市の直近の事業について申し上げました。

3. 3月市議会定例会について

​ここからは、令和6年3月市議会定例会に提案する議題について申し上げます。
今回、提案いたします案件は、条例案が15件、予算案が16件、事件決議案が5件の計36件であります。

(1)条例案について

それでは、条例案から申し上げます。
はじめに、議案第5号「上田市犯罪被害者等支援条例の制定」について申し上げます。
この条例は、犯罪被害者等への支援に関する基本理念を定め、被害に遭われた方の状況に応じて、適切かつ途切れることのない支援を行うとともに、権利・利益の保護を図り、誰もが安全で安心して暮らすことができる地域社会の実現に寄与することを目的としています。
国が平成16年に制定した「犯罪被害者等基本法」では、地方公共団体に犯罪被害者等の支援に関する施策を策定・実施する責務を課しています。
今回、基本理念や支援事項を定める条例を制定し、国・県等関係機関と連携し、被害者等の心に寄り添った支援を行うとともに、理解を深めるための啓発にも努めてまいります。
次に、議案第11号「附属機関に関する条例の一部改正」について申し上げます。
市では、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律第5条の規定に基づき、「歴史的風致維持向上計画」を作成し、令和5年2月に国の認定を受けました。
本計画では、学識経験者や自治会等各種団体などにより構成される協議会に計画の進捗状況などを報告し意見を聞くこととしておりますので、市の附属機関として新たに「上田市歴史的風致維持向上協議会」を設置するため、所要の改正を行うものです。
今後も、計画に基づき伝統的な活動や歴史的建造物、その周辺の町並みなどを保全・保存しながら後世に継承し、地域固有の財産を活用した地域活性化を目指してまいります。
条例案については以上です。

(2)予算案について

​【令和6年度当初予算の概要について】

​続きまして、予算案について申し上げます。
まず、令和6年度当初予算編成の基本的な考え方であります。
令和6年度は、「第二次上田市総合計画・後期まちづくり計画」の4年目の年であり、総合計画に掲げる将来都市像を具体化するための施策展開を念頭に置き、市政の重点課題として4つの「重点分野」を設定し、これを具体化する事業に重点的に財源配分を行いました。
歳入につきましては、地方財政計画において、地方の一般財源総額は確保されているものの、税収見通しは0.3パーセントの減が見込まれており、上田市においても市税全体では令和5年度から2億円余、1.1パーセント減の215億円余を予算計上いたしました。
なお、歳出関係の具体的な内容につきましては、後ほど申し上げます。
次に、予算規模でありますが、まず、一般会計においては、当初予算額712億9,000万円となり、前年度の当初と比較して、0.1パーセントの減となっております。
特別会計は6会計で、総額348億2,707万円余となり、前年度の当初予算額と比較して、0.6パーセントの増となっております。
企業会計は3会計で、総額195億7,211万円余となり、前年度の当初予算額と比較して、8.0パーセントの増となっております。

【令和6年度当初予算の特徴について】

次に、令和6年度当初予算の特徴について申し上げます。
主な事業については、資料に記載のとおりでありますが、4つの重点分野ごと、新規あるいは充実した事業を中心に、何点か申し上げます。
はじめに、「こども・子育てにやさしいまちづくりの推進」についてであります。
子ども・子育て支援施策の根幹となる「第2次上田市子ども・子育て支援事業計画」について、令和6年度に終了となることから、今年度に実施したニーズ調査等の結果を基に、次期計画の策定に着手してまいります。
また、経済的に安心して出産・子育てができる環境整備のため、市独自の制度として今年度スタートいたしました「出産祝金給付事業」や、対象年齢を一部拡大し実施している「福祉医療費給付事業」のほか、育児不安など心身の負担を軽減する「産後ケア事業」、物価高騰対策のため、学校給食費の改定による増額分の一部について保護者負担の軽減を図る「学校給食負担軽減事業」を継続実施するなど、多様な面から、子ども・子育て支援を図ります。

次に、「人生100年時代を見据えた健康づくりの推進」についてであります。
健幸都市実現のため、これまでも取り組んできております「健康幸せづくりプロジェクト事業」におきまして、令和6年度は講演会等の開催も行うなど、一層の健康づくりを推進してまいります。
また、地域包括支援センターなどの施設整備への支援として、県の補助を活用して実施する「地域医療介護総合確保基金事業補助金」のほか、鹿教湯病院と三才山病院の再編に伴う「公的病院再編成補助金」により、地域の医療提供体制確保を図ります。

次に、「安全・安心なまちづくりの推進」についてであります。
先ほど条例案で説明いたしました、「上田市犯罪被害者等支援条例」に基づく「犯罪被害者等見舞金及び日常生活支援給付金」により、被害者等への経済的な支援を図ります。
また、昨今被害が急増している有害鳥獣の出没予防や、森林の維持・保全による災害の未然防止を図る、自治会等への「里山整備事業交付金」のほか、橋梁の耐震化や道路等の修繕について計画的に進める「インフラ長寿命化修繕事業」、防災減災の取組である「緊急自然災害防止対策事業」を引き続き実施する中で、各種災害に対する地域の安全・安心を確保してまいります。

次に、「GX・DXの推進」についてであります。
まず、GX、グリーントランスフォーメーションの取組でありますが、昨年11月に国から選定を受けた「脱炭素先行地域」の計画実施に当たり、上田電鉄別所線沿線エリアを中心とした、「ゼロカーボンと交通のまちづくり」の実現のため、各種事業の実施を担う地域エネルギー会社に、市として参画してまいります。
また、生ごみの資源化を行う有機物リサイクル施設の整備に向け、調査業務等を実施し、現在、環境影響評価の「準備書」の手続きを進めている資源循環型施設建設事業の進捗と合わせて進めることで、環境負荷低減に向けた取組を継続してまいります。
DX、デジタルトランスフォーメーションの取組としては、上田市マルチメディア情報センターの事業を見直して機能を移転する「(仮称)市民ICT支援センター」について、移転先となる東庁舎の改修工事に着手し、地域のデジタル推進を支える新たな拠点の整備を本格化してまいります。
また、真田地域でのコミュニティアプリや武石地域での自動運転芝刈機導入など、各地域で特徴的なDXの取組を実践することで、様々なデジタル技術を身近な存在としてまいります。

以上、重点4分野の主な施策・事業について申し上げましたが、これらに加え、更なる「まちの魅力向上」に寄与する「中心市街地の活性化と賑わいの創出」といった視点においても、各種の取組を推進いたします。
上田城跡の櫓や武者溜りの整備に向けた機運は着実に高まっているものと感じており、この機を逃すことなく、中心市街地との連続的な取組を図るため、上田城跡、上田駅、柳町周辺の市街地を中心に回遊性を高める「上田城下町エリアビジョン」を策定いたします。
また、これと並行し、城下町エリアでの取組の中心となる櫓復元推進事業について、引き続き魅力発信や資料調査を進めるとともに、武者溜り整備に必要な整備基本計画策定や地質調査も実施してまいります。
周辺景観の一体性確保と美観向上を図る「大手門まちかどテラス整備事業」では、中央交差点と上田城の中間といえる位置に広場を設置することで、商業エリアと上田城エリアのつながりに寄与するものと期待しております。
さらに、エリアをつなぐ一つのツールとして、3年間の社会実験を経て、この度実装段階に入る「シェアサイクル活用事業」により、当市を訪れる皆様の回遊性を高めてまいります。
ソフト面では、商工会議所やまちづくり会社と連携し、市街地でのイベントづくり等を進める「中心市街地活性化活動支援事業負担金」や、中央商店街とその周辺で新規出店する事業者へ改修費の補助を行う「中心市街地活性化出店支援事業補助金」などのほか、若い世代が集い、商店街や地域の皆様との連携が進む「まちなかキャンパス運営事業」を展開いたします。
こうした、「まちなか」と「上田城跡」における様々な取組を重層的に展開することで、地域の賑わいを加速させ、歴史・文化的な付加価値が高まり、まちの風格・品格が向上するものと考えているところです。
以上、当初予算の特徴について申し上げました。

【令和5年度3月補正予算】

次に、令和5年度3月補正予算の概要について申し上げます。
今回の3月補正予算でありますが、一般会計につきましては、2つの補正予算を提案してまいります。まず、一般会計補正予算第9号につきましては、低所得世帯等に対する家計負担の軽減のために支給する「物価高騰対応重点支援臨時給付金事業」に係る経費を計上しております。
こちらは、早期に実施が必要な経費であることから最終日を待たずに議決を得るため、通常の補正予算とは別に編成したものであります。
また、一般会計補正予算第10号につきましては、12月以降必要が生じた事務事業経費の調整や国の補正予算に伴う事業費の計上のほか、令和5年度執行見込みに伴う事業費及び財源の調整に係る予算の計上です。
このほか、4つの企業会計において補正予算を提案いたします。
予算案等については以上です。

(3)事件決議案について

​最後に、事件決議案につきまして申し上げます。
事件決議案については議案第32号「国補道路メンテナンス事業 橋梁上部工事(神川橋)請負変更契約の締結について」など全5件を提案させていただきます。
私からは以上です。
議案の詳細につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますので、よろしくお願いします。