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令和6年6月3日記者会見内容

更新日:2024年6月3日更新
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目次

1. 市長冒頭のあいさつ
2. 6月市議会定例会について​
3. 居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりに向けた社会実証実験 実施について​
4. スイス連邦・ダボスとの姉妹都市交流について

1.市長冒頭のあいさつ​

報道機関の皆様には、お集まりいただきありがとうございます。
本日の記者会見では、6月10日(月曜日)に招集を予定しております、6月市議会定例会に提案する議案について御説明させていただくほか、「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりに向けた社会実証実験の実施」などに触れてまいります。​

2.6月市議会定例会について

はじめに、6月市議会定例会に提案する議案について御説明させていただきます。
今回提案いたします案件は、条例案が5件、予算案が2件、事件決議案が6件、報告案件が11件の合計24件であります。 
それでは、今回提案いたします案件につきまして、順次御説明させていただきます。

​(1)条例案について

はじめに、条例案について申し上げます。
条例案は「附属機関に関する条例中一部改正について」など、資料に記載してあります5件の提案を予定しております。
​このうち、議案第52号「附属機関に関する条例の一部改正」について申し上げます。
​改正理由といたしましては、「上田市空家等対策協議会」を市の附属機関として新たに位置付けるため、所要の改正を行うものです。
​市では、空家等対策の推進に関する特別措置法第7条の規定に基づき、本市の空家等対策の基礎となる「上田市空家等対策計画」を平成30年に策定に当たって、同協議会を要綱により設置しました。
​本計画の計画期間は、令和7年度までとなりますが、令和8年度からの次期計画の策定に当たっても、同協議会において専門的な見地から多角的な議論を行い、助言や意見を頂きたいことから、附属機関等審議会として位置付けるものであります。

(2)6月補正予算の概要について

   ア 予算規模等について 

次に、令和6年度6月補正予算の概要について申し上げます。
今回は、当初予算の編成後に予算化が必要となった新規事業や、国や県の補助等が内示となったことに伴う事業費を計上するものであります。
まず、一般会計でありますが、6億7,870万円の補正でございます。これにより、予算規模は735億8,870万円、前年同期の予算額と比較して0.6%の増となっております。
また、特別会計では、国民健康保険事業特別会計において、860万円の補正がございます。これにより特別会計全体の予算規模は、348億3,567万円余となり、前年同期の合計額と比較して0.6%の増となっております。 

   イ 補正予算に計上した主な事業について 

次に、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。
はじめに、国からの交付決定に伴う、デジタル田園都市国家構想交付金活用事業として、中心市街地活性化を図る出店支援事業の対象エリア拡大のほか、日本酒や味噌、ワインなどの発酵食品文化が盛んな当市の利点を生かす「発酵のまちうえだ推進事業」、空き家対策業務の効率化を図るシステム導入などにより、地方創生の取組を推進いたします。 
つぎに、安心安全の環境確保を図るため、本年4月以降、定期接種となった新型コロナウイルスワクチンの接種に係る費用のほか、防災減災の取組として、「緊急自然災害防止対策事業」などの関連経費を計上しております。 
併せて、令和6年能登半島地震被災自治体への職員派遣等支援関連経費の計上により、引き続きの被災地支援も図ってまいります。
予算については、以上です。

(3) 事件決議案について

次に、事件決議案につきましては、「丸子地域自治センター整備事業南棟設備改修機械設備工事請負契約の締結について」など、資料に記載してあります6件の提案を予定しております。
​丸子地域自治センター整備事業南棟設備改修に関しましては、建築後45年を経過する庁舎の老朽化、劣化に対処するため、電気設備、及び機械設備を更新して整備するものです。

(4) 報告案件について

最後に報告案件につきましては、専決処分した案件といたしまして、「令和6年度税制改正に伴う地方税法の一部改正による上田市税条例」などの条例改正4件と、主に予算の最終調整を内容とする「令和5年度一般会計第11号補正予算」をはじめ7会計の補正予算など、合計11件について、議会に報告いたします。
​以上、提案する議案の概要について申し上げました。詳細につきましては、担当者から説明させますので、よろしくお願いします。

3 居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりに向けた社会実証実験実施について

次に、居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりに向けた社会実証実験の実施について申し上げます。
​お手元に配布してあります、資料をご覧ください。
​市では「居心地が良く歩きたくなる“まちなか”づくり」を推進するため、歩きやすい環境づくりや公共空間でのイベント創出に向けた社会実証実験に取り組むこととしました。
​まず7月の毎週土曜日に、上田駅お城口の水車前広場におきましてキッチンカー等による出店を行います。 
​これは、広場での営利活動を試行し、今後の改修や一般貸出を想定したルール作りに生かしていこうというものでございます。
​つぎに、柳町におきまして、通行車両の混雑緩和に向けた社会実証実験を検討しており、こちらは現在実施方法や時期について調整を進めているところでございます。
​これらの社会実証実験につきましては「上田城城下町エリアビジョン」の策定のほか、まちなかの広場、道路等の改修方針等に生かしていく予定です。
また、今回の取組をはじめ、まちづくりの施策連携を図る組織として、 都市建設部、産業振興部、文化スポーツ観光部を中心とした、部局横断プロジェクト「ちょいまちプロジェクト上田」を立ち上げました。
​プロジェクトでは、「気軽なアクションから始める」「人の視点で考える」をコンセプトに、上田商工会議所やまちづくり上田株式会社などの関係団体とも連携しながら、さまざまな施策を展開してまいります。
資料にあるプロジェクトの立ち上げに合わせて作成したロゴマークは、「少しのことからちょっといい街を」、また「そこに住む人や訪れた人の気持ちを考えること」といった、まちづくりへの思いを込めて作成いたしました。​
​このロゴに込めた思いのように、これからのまちづくりには、多様な人々の出会い、交流が一層大切であると考えております。 
​構想、計画段階から、多くの人に社会実証実験やイベントにご参加いただきながら、効果的な整備を図り、さまざまな人材や関係人口を惹きつ ける好循環を生み出していきたいと考えております。 

4 スイス連邦・ダボスとの姉妹都市交流について​

最後に、スイス連邦・ダボスへの訪問について申し上げます。
7月11日から15日にかけて、3泊5日の日程で、姉妹都市のひとつであります、スイス連邦ダボスを訪問してまいります。
​ダボスとの交流は、昭和51年に菅平高原スキー場開設50周年を記念して、旧真田町とダボスが姉妹都市提携を締結したことにはじまり、その後、子どもたちの相互交流や公募住民の親善訪問団など、友好を深めてまいりました。
​姉妹都市提携は平成18年に現在の上田市になってからも引き継がれ、令和8年に50周年を迎えます。
​一方、平成28年の姉妹都市提携40周年事業に、当時のダボス町長を上田市に招聘して以降、様々な世界情勢や世界的パンデミックの影響などにより交流が途絶えておりました。
​今回、姉妹都市締結50周年の節目を迎えるにあたり、現ダボス当局との調整が実り、フィリップ・ヴィルヘルム・ダボス町長との懇談が実現することとなりました。 
​ダボスは世界的にも知られた世界経済フォーラム、通称『ダボス会議』の開催地であり、上田市は日本で唯一の姉妹都市であります。
​現地では、ヴィルヘルム町長と、将来の両市の子どもたちや住民が、 相互に様々な価値観を理解し、自分の住まう地域に誇りを持ち、 世界に羽ばたく関係を構築していけるよう、また50周年の節目に向けた交流事業について懇談する予定です。
​今後、上田市においても地域の子どもたち、またより多くの皆さんにスイス・ダボスを知っていただく機会の創出も検討してまいります。
ぜひ多くの皆様に関心を寄せていただけたらと思います。​
​私からは以上です。