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愛の鐘
~愛の鐘がなったからおうちに帰ろう~
上田城跡公園では朝、昼、夕に音楽を放送しています。
その放送設備が「愛の鐘」です。昭和36年に建設されました。
今、流れている曲は次のとおりです。
(朝):ペールギュント組曲「朝」
(昼):瑠璃色の街
(夕):夕焼け小焼け
夕刻になると愛の鐘からは、おなじみ「夕焼け小焼け」のメロディーが流れます。
「夕焼け小焼け」は公園で元気に遊ぶ子どもたちに家に帰る時刻を教えてくれます。
愛の鐘は建設から半世紀以上経った今日も子どもたちを見守り続けているのです。
愛の鐘の願い
愛の鐘には建設時に設置された「愛の鐘の願い」を記した銅版が残されています。
今よりも少しだけのんびりしていた時代に鐘にこめた「願い」は、
60年以上経た現代にも十分に通ずる「願い」ですね。
一、青少年をすべての事故から守りましょう。
一、お老人を大切にいたしましょう。
一、家庭を楽しく明るくいたしましょう。
ねがいをこめて美しい曲を豊かに
一日四回お送りいたします。
- 朝の曲
今日も朝がやって来ました。学校へ職場へ明るく元気よく出発いたしましょう。 - 昼の曲
今日も昼の楽しい憩いのひとときがやって来ました。
大空を仰いで精気を胸いっぱいに吸い込みましょう。 - 夕べの曲
今日も夕暮れがやって来ました。
学校から、仕事から、楽しい家庭へ帰りましょう。 - 夜の曲
今日も夜がやって来ました。
それぞれ持場から家庭の人になりました。
安らかに朝まで休みましょう。
みんなで建てた愛の鐘、心で聞いて愛しましょう。
昭和三十六年十一月 起