本文
第2次上田市食育推進計画
第2次上田市食育推進計画を策定しました。
食育基本法では、食育を「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付け、様々な体験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」、としています。
すべての人が生涯にわたって健康で生き生きと生活するためには、バランスのとれた食生活が重要です。
しかし、現代は急速な経済発展に伴い、生活水準が向上するとともに、食を取り巻く環境が大きく変化する中で、食に関する価値観やライフスタイルの多様化が進んでいます。
このような中、食に関する意識の変化とともに、世帯構造の変化や様々な生活状況により、健全な食生活を実践することが困難な場合も増えています。これらが食生活において、エネルギーや食塩等の過剰摂取、野菜の摂取不足等による栄養素の偏り、朝食欠食など食習慣の乱れを起こし、それらに起因する肥満や糖尿病等生活習慣病の増加、若い女性のやせ、高齢者の低栄養傾向等の健康問題を引き起こし、更に、地域の伝統的な食文化や「食」に対する感謝の気持ちを薄れがちにしています。
更に、食については様々な情報が社会に氾濫しているため、食に関する正しい情報を適切に選択し、活用することが困難な状況にあり、食品の安全性に関わる様々な問題も発生しています。
今こそ、市民一人ひとりが「食」に関する正しい知識を持ち、「何を」、「どれだけ」、「どう食べるか」といった健全な食のあり方を学ぶことが必要となります。
上田市では、「上田市食育推進計画」(平成24年度から平成29年度まで)を策定し、「第二次上田市民総合健康づくり計画」(平成25年度から平成29年度まで)等と連動して食育施策を推進してきました。
社会情勢の変化や食育の現状、これまでの取り組みの評価を踏まえ、新たに取り組むべき課題に対応し、引き続き上田市における食育に関する施策を総合的に推進するため、「第2次上田市食育推進計画」を策定しました。