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健康づくり情報
健康づくり情報
上田市では、第四次上田市健康づくり計画にて次の6分野を構成し、「生涯にわたり心身ともに健康に暮らせるまち 健幸都市うえだ」の実現を目指して取組みを進めています。
- 健康管理
- 栄養・食生活
- 身体活動・運動
- こころ
- 歯・口腔
- 親と子
この分野ごとに健康づくりの情報をお届けします。
目次
1 11月のテーマ 「オーラルフレイルについて」
2 10月のテーマ 「座りっぱなし時間を減らしましょう」
3 9月のテーマ 「支えて守ろう こころといのち」
4 7月のテーマ 【1】「お口の健康~生涯を通じてしっかり噛んでおいしく食べよう~」
5 7月のテーマ 【2】「健康診査・がん検診を受けましょう」
11月のテーマ 「オーラルフレイルについて」
オーラルフレイルとは、歯や口の機能が弱まる状態のことです。
話がしにくい、飲み込みにくいなど口の周囲の筋肉の弱まりを放置すると、歯や口だけでなく、心身の機能低下につながります。
★オーラルフレイルに関連した症状があるかチェックしてみましょう 複数該当するようならオーラルフレイルの可能性があります |
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□ 口が乾く |
□ 飲み物や汁物でむせる |
□ 食べ物をこぼす |
□ 食事に時間がかかる |
□ 口の中に食べかすが残る |
□ 薬が飲み込みにくい |
□ 滑舌が悪くなった |
□ しゃべりにくい |
□ 硬いものが食べにくくなった |
□ 噛めない食品が増えた |
(出典:長野県歯科衛生士会)
チェクリストにもあるように食べにくくなると食べる楽しみも減り、少しずつ食欲低下や栄養が偏り身体機能のフレイル状態に進行していきます。しかしオーラルフレイルは、早めに気づき適切なケアや対応をすればまた健康に近づけることもできます。オーラルフレイルが進行しないように、身近に毎日できる予防方法を3つ挙げます。
- しっかり噛める歯を維持する・・・むし歯や歯周病の治療をする、必要であれば入れ歯を入れる。
- きれいな歯を!!・・・丁寧な歯磨きや入れ歯洗浄をする。
- よく動く口を!!・・・よく噛む、歌う、話すことや、口や舌のストレッチをしてみましょう!
10月のテーマ「座りっぱなし時間を減らしましょう」
皆さんは1日のなかでどれくらいの時間座っているか意識したことはありますか?
世界20か国における平日の座位時間を比較すると、日本人が座って過ごす時間は平均約7時間と20か国のなかで座位時間が一番長い結果でした。座りっぱなしの時間が増えると血流や筋肉の代謝が低下し、死亡リスクを含め心臓病や2型糖尿病など健康に害を及ぼすリスクが高まる可能性があることがわかっています。
どうやったら座りっぱなしの時間を減らすことができるでしょうか?
体を動かすことイコール運動またはスポーツをすることだけではありません。実は暮らしの中の活動も体を動かすことになります。体を動かすことを身体活動といいます。身体活動は、運動と暮らしのなかの活動を含めたすべての活動のことをいいます。日頃から意識して身体活動量を増やすことで、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、ロコモティブシンドローム、うつ、認知症などのリスクを下げることができます。
特別な運動をしなくても日常生活のなかに身体を動かす機会はたくさんあります。
「こまめに立ち上がり体を動かす」「なるべく階段を使う」「歩く時は早足を心がける」など、日常生活のなかで今より10分多く身体を動かせそうなことを見つけてみましょう。また、自宅や職場で、座る時間を減らすことができれば身体を動かすことにつながります。30分から1時間に1回は立ち上がる、座りながら足を動かす、背伸びをするなど同じ姿勢でいる時間を減らしましょう。
ご自身の生活や環境を振り返って、動く機会を見つけてみましょう。
9月のテーマ 「支えて守ろう こころといのち」
令和5年全国の自殺者数は2万1,837人で、前年から44人減少しており、男女別でみると男性の自殺者は女性の約2.1倍となっています。自殺は「個人の自由な意思」や「選択の結果」と思われがちですが、その背景には、健康問題、家庭問題、経済問題など多様な要因があり、それらが連鎖するなかで、「自分は何をやってもダメ」「誰も助けてくれない」「自殺するしかない」といった追い詰められた心理状態に陥っていくといわれています。
自殺に傾いた人は、「消えてしまいたい」「生きたい」という気持ちの間で揺れ動きながら、さまざまなサインを出しています。悩みやストレスから生じる心の疲れは、身体面・精神面・行動面の変化として現れます。もし、あなたの身近に「いつもと様子が違うな」と感じ、その状態が長引いているひとがいたら、それは何か問題を抱え悩んでいるサインかもしれません。そんな時には「眠れている?」「何か心配事があるの?」等、まず声をかけてみましょう。相手のペースに合わせてじっくりと話を聞くことがポイントです。相手の考えが受け入れられない状況でも、諭したり批判したりせず、まずはつらい気持ちを受け止めましょう。気持ちを受け止め共感してもらうことで、孤立感がやわらぎ、一緒に解決策を探っていくことにつながります。
このように、悩みを抱える人に気づき、声をかけ、話を聞いて必要な支援につなげる人のことを「ゲートキーパー」と呼びます。ゲートキーパーは特別な資格が必要なものではなく、より多くの人が、家族・友人・同僚など、自分の身近な人の小さな変化に気づいて丁寧に対応できるようになることで、自殺によって命を落とす人を減らしていこうというものです。
上田市では、悩んでいる人への声のかけ方、返答の仕方等を具体的に学ぶことができる「ゲートキーパー養成研修会」を毎年実施しています。また、長野県のホームページでは、ゲートキーパーの役割について学べる15分程度の動画を公開していますので、ぜひご覧ください。
こころの健康について悩んでいる方、またご家族や周囲の人のこころの健康について心配のある方は、上田市健康推進課 電話23-8244、または各地域の保健センターまでご相談ください。
また、生活に関わるさまざまな相談窓口についても各月の広報でご案内していますので、ご利用ください。
7月のテーマ 【1】「お口の健康~生涯を通じてしっかり噛んでおいしく食べよう~」
皆さんは毎日歯磨きやお口のケアをしていますか?
「お口の健康は全身の健康」といわれています。
いつまでも元気で健康な毎日を送るために口腔ケアに努めましょう。
全世代において適切なケアと定期的な歯科検診をすることが、
生涯健康なお口でいることにつながります。
7月のテーマ 【2】「健康診査・がん検診を受けましょう」
みなさんは健診やがん検診を受けていますか?
日本人の死因の約5割は、がんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病です。
これらの生活習慣病は、早期発見・早期治療で予防することができるため、
定期的に健康診断やがん検診を受けることが大切です。