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栄養成分表示の見方を知ろう
栄養成分表示を知っていますか?
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどにたくさん並ぶ食品には「栄養成分表示」が記載されています。平成27年に食品表示法が施工され、容器包装に入れられた加工食品には5つの項目の栄養成分表示が義務付けられました。この5項目は、生活習慣病予防や健康の維持と増進に深く関わる重要な成分です。
○表示単位について
栄養成分表示は、100gあたり、100mlあたり、1個当たり、1食あたりなど、それぞれの単位ごとに表示されています。表示単位は商品ごと異なるので、商品を選んだり食べるときは確認しましょう。
(1)エネルギー
エネルギーは生きるため、体を動かすために使われます。「肥満」や「やせ」の予防のため、エネルギーを確認して選びましょう。
(2)たんぱく質
筋肉、内臓、皮膚、血液など、体の主要な構成成分です。
(3)脂質
細胞膜の材料になり、エネルギー源でもある一方で、摂り過ぎると肥満や心疾患のリスクを高めます。
(4)炭水化物
体の最も重要なエネルギー源で、脳の主なエネルギーです。摂り過ぎると体内で脂肪に変わり、肥満の原因になります。
(5)食塩相当量
体の浸透圧を調整しており、生きるために必須なミネラルです。摂り過ぎると高血圧を引き起こし、腎臓病などの病気にかかりやすくなります。
成人の1日当たりの食塩相当量の目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。
栄養成分表示の活用例
最近、お腹まわりが気になりはじめ、健診で血圧高めと診断があった40代のU男さん。
○お弁当購入で迷ったとき
U男さん:比べてみると結構違うな。脂質と食塩相当量の少ないB弁当にしよう!
B弁当はA弁当と比較して、脂質と食塩相当量だけでなくエネルギーも少なく、さらにたんぱく質はしっかり摂れることがわかります。
このように普段から「栄養成分表示」を見る習慣を身に付け、バランスの良い食事を基本に自分に合った食品を選び、健康づくりに役立てましょう。
栄養成分表示についてもっと知りたい方は、消費者庁のホームページをご覧ください。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/nutrient_declearation<外部リンク>