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洗濯用パック型液体洗剤の誤飲などによる事故にご注意ください!
子どもや高齢者が洗濯用パック型液体洗剤(以下「パック型液体洗剤」)を食べ物と間違えるなどして口に入れてしまった、フィルムが破れて目に入ってしまったなどの事故が報告されています。
パック型液体洗剤には、界面活性剤などの様々な成分が含まれています。誤飲により嘔吐したり、むせたときに気道に入ってしまうことで、化学性肺炎や誤えん性肺炎などの重篤な症状の原因となることがあります。むせる力の弱い高齢者は特に注意が必要です。
相談事例
〔事例1〕保護者が洗面台を掃除していたところ、そばにいた子どもが洗面台の下の棚に置いてあったパック型液体洗剤を容器から取り出し、口に入れていた。
〔事例2〕子どもがパック型液体洗剤を触っていて、フィルムが破れてしまい、中身が目に入ってしまい、受診した。
〔事例3〕認知症のある高齢者が、自宅の洗面所に置いてあったパック型液体洗剤を食べ物だと思い、誤って1~2個食べてしまった。
消費者等へのアドバイス
1 パック型液体洗剤は、子どもだけでなく、不用意に触ってしまう恐れのある方の手の届くところには置かないようにしましょう。
2 パック型液体洗剤を使用した後は、必ずふたなどをしっかり閉めて、子供などの手の届かない置き場所にすぐ戻しましょう。
3 パック型液体洗剤をぬらさないよう気をつけましょう。
4 誤って口に入れてしまい、洗剤などを飲み込んだ可能性がある場合や、目に入り、よく洗い流しても異常を感じる場合には、商品の成分が分かるパッケージなどを持って、医療機関を受診しましょう。
関連情報
なくならない洗濯用パック型液体洗剤による事故-子どもだけでなく高齢者が誤って口に入れる事故も発生-(国民生活センターウェブページ)<外部リンク>