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令和6年度学校給食費を改定します
上田市の小中学校の学校給食費は、物価高騰が続く中、これまでの給食費では良質で栄養バランスのとれた給食を提供するには困難な状況となっています。
児童生徒が成長期に必要な栄養価を確保し、安全・安心でおいしい学校給食を提供するため、令和6年度の学校給食費を改定します。
あわせて子育て世帯への経済的支援が急務であることから、保護者負担軽減事業を実施します。
保護者の皆様には、子どもたちの健やかな成長を支えるため、ご理解をいただきますようお願いします。
令和6年度学校給食費
学年 | 給食費 | 引き上げ額 | |
---|---|---|---|
小学校低学年 | 310円 | 上田地域、菅平・武石小:23円 | 長・傍陽・本原小:33円※ |
小学校高学年 | 330円 | ||
中学校 | 370円 |
上田地域、真田中:24円 |
丸子・丸子北中:30円※ 菅平中:32円※ |
引き上げ額積算根拠
小学校: 牛乳・主食の単価上昇分 11円 + 物価動向分 12円 = 23円
中学校: 牛乳・主食の単価上昇分 11円 + 物価動向分 13円 = 24円
※栄養バランスを保つために給食費の地域差を解消(+6~10円)
学校給食運営審議会を開催しました
上田市では、令和5年4月に学校給食費の改定を行いましたが、令和5年度に入ってもなお物価の高騰が続き、改定額では児童生徒に良質で栄養バランスのとれた給食を提供するには困難な状況となったため、前年に引き続き上田市学校給食運営審議会を開催し、令和6年4月1日以降適用分の学校給食費について審議いただきました。
保護者負担軽減事業を実施しています
令和4年度から国の地方創生臨時交付金を活用し、保護者負担軽減を図っています。令和6年度も、子育て世帯への経済的支援が急務であることから、激変緩和措置として、基本引き上げ分(小学校23円、中学校24円)は保護者負担を求めない施策を行います。
保護者負担額
区分 | 改定額 | 公費負担額 | 保護者負担額 | |
---|---|---|---|---|
小学校 | 低学年 | 310円 | 23円 | 287円 |
高学年 | 330円 | 23円 | 307円 | |
中学校 | 370円 | 24円 |
346円 |
1食あたりの学校給食費及び保護者負担軽減の状況
令和4年度 | 1食あたり20円の上乗せ補助 |
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令和5年度 | 引き上げ分の24円について、年度内に限り保護者負担軽減を実施 |
更なる物価高騰に対応するため、8月以降は22円の上乗せ補助 | |
令和6年度 | 基本引き上げ分の小学校23円、中学校24円について、年度内に限り保護者負担軽減を実施 |
学校給食にかかる費用
学校給食の実施に必要な経費について、学校給食法では学校給食に従事する職員の人件費、施設や設備の修繕費は自治体が負担し、それ以外の光熱水費や食材費等は保護者が負担すると定めています。
上田市では、光熱水費も市が負担しており、保護者の皆様に負担いただく給食費は、そのすべてを食材費に充てています。
学校給食の取組
上田市の学校給食では、児童生徒の成長に必要な栄養価を満たすことはもちろん、学校給食を生きた教材として活用し、児童生徒が食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身につけられるよう、食育の推進に取り組んでいます。今後も、季節の食材や地場産物を使用し、安全・安心で魅力ある給食の提供に努めます。
上田市の学校給食の特徴
学校給食摂取基準 ~給食で摂れる1食分の栄養量~
一日に必要なエネルギー量の3分の1を給食で摂ります。
特に成長に必要な栄養素や家庭で不足しがちな栄養素については、給食で一日の40%以上を摂れるように基準が決まっています。
小学校1、2年生 | 小学校3、4年生 | 小学校5、6年生 | 中学校 |
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540㎉ | 660㎉ | 790㎉ | 830㎉ |
就学援助制度について(学校給食費)
上田市では、経済的な理由により、学校給食費を含む就学に必要な経費の支払いが困難なご家庭を対象に、その費用などの援助を行っています。
希望される方は、就学している小中学校へお申し出のうえ、申請手続きをしてください。