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熱中症に注意!
「熱中症」は、高温多湿な環境に長時間いることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死に至ることもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気を付けるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症を防ぐために
暑さを避ける!
- 扇風機やエアコンで温度をこまめに調節する
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する
- 外出時には日傘や帽子を着用する
- 天気のよい日は日陰を利用、こまめに休憩をとる
- 吸湿性・速乾性のある通気性のよい衣服を着用する
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす
- 「熱中症警戒アラート」発表時には、外出をなるべく控え、暑さを避ける
こまめに水分を補給する!
- 室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分・塩分などを補給する
熱中症予防についてのリーフレット(厚生労働省) [PDFファイル/719KB]
高齢者やお子さんは特に注意!
高齢者
- 体内の水分が不足しがち
高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。 - 暑さに対する感覚機能が低下
加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。 - 暑さに対する体の調節機能が低下
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。
対策のポイント
- のどが渇かなくても、早め早めにこまめな水分補給を心がけましょう
- 部屋の温度をこまめにチェックし、暑い日には冷房を積極的に使用しましょう
- 1日1回汗をかく運動をして、体力作りをしましょう
高齢者のための熱中症対策リーフレット(厚生労働省他) [PDFファイル/1.42MB]
赤ちゃん、子ども
- 汗腺などの体温調節能力が未発達
- 体重当たりの体表面積が大人より大きく、高温時や炎天下では深部体温が上がりやすい
対策のポイント
- 顔色や汗のかき方を十分に観察する
顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、涼しい環境下で十分に休ませましょう。 - 適切な飲水行動を学習させる
のどの渇きに応じて適切な飲水ができる(自由飲水)能力を磨きましょう。 - 日頃から暑さに慣れさせる
日頃から適度に外遊びをし、体を暑さに慣れさせましょう。 - 適切な服装を選ぶ
吸湿性・速乾性のある通気性のよい服装を選択し、環境条件に応じて衣服の着脱を適切に指導しましょう。
熱中症警戒アラートについて
熱中症警戒アラートは、危険な暑さが予想される場合に、暑さへの「気づき」を促し熱中症への警戒を呼びかけるものです。令和6年4月からは、熱中症警戒アラートの一段上の熱中症特別警戒アラートが新たに創設されました。
ニュースや天気予報、環境省や気象庁のサイトなどで熱中症に関する情報を確認し、適切な予防行動をとりましょう。
名称 | 熱中症警戒アラート | 熱中症特別警戒アラート |
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位置づけ |
熱中症の危険性に対する気づきを促す |
全ての人が、自助による個人の予防行動の実践に加えて、共助や公助による予防行動の支援 |
発表基準 | 府県予報区等内のいずれかの暑さ指数情報提供地における、日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値、小数点以下四捨五入)に達すると予想される場合 | 都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値、小数点以下四捨五入)に達すると予測される場合 |
発表時間 | 前日の午後5時頃 及び 当日午前5時頃 | 前日午後2時頃(先日午前10時頃の予測値で判断) |
※運用期間:4月第4水曜日~10月第4水曜日
※暑さ指数(WBGT: Wet Bulb Globe Temperature)は、気温、湿度、日射量などをもとに算出する熱中症予防の指数です。詳細は熱中症予防情報サイト<外部リンク>をご確認ください。
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熱中症警戒アラートをメールやLINEアプリでも受信できます
- 「環境省 熱中症予防情報サイト<外部リンク>」のリンクページを御確認いただき、御利用ください。
- 上田市のメール配信サービス「上田市メール」や「上田市公式LINE」でもお知らせします。
クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)について
熱中症特別警戒アラートが発表された場合、市が指定した施設を「クーリングシェルター」として一般に開放します。
クーリングシェルターの情報は、こちらのページで確認できます。
クールシェアスポットについて
一般の方に涼しく快適に過ごしていただける施設や場所を「クールシェアスポット」として登録する取組が行われています。
クールシェアスポットの情報は、こちらのページで確認できます。
熱中症が疑われるときは
熱中症の主な症状
軽い症状 (現場での応急処置が可能) |
やや重い症状 (病院への搬送が必要) |
重い症状 (入院・集中治療の必要) |
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熱中症が疑われる人を見かけたら
- エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難
- 衣服をゆるめ、体を冷やす(首の周り、脇の下、足の付け根など)
- 水分・塩分、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給
自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車(119)を呼びましょう!
厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト「熱中症が疑われる人を見かけたら」<外部リンク>
関連リンク
- 環境省 熱中症予防情報サイト<外部リンク>
- 厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト<外部リンク>
- 学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報(厚生労働省委託事業)<外部リンク>