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上田市公文書館
公文書館からのお知らせ
【更新】第14回所蔵資料企画展情報を掲載しました。
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施設案内(開館時間ほか)企画展 企画展説明動画 公文書館講座 公文書館だより
公文書館はどんなところ?
- 令和元年(2019)9月1日、上田市公文書館は上田市立丸子郷土博物館に併設して開館しました。
- 公文書館は、歴史資料として重要な公文書などを良好な状態で保管し、市民共通の財産として後世に継承するとともに、閲覧・普及啓発事業(企画展・講座など)を通じて広く市民に公開し、市民の知る権利の保障・行政の説明責任の確保・住民自治の推進・学術文化の発展に寄与します。
- 現在、公文書館では合併市町村が保管していた旧役場文書や報告書類など、主に明治以降の行政文書を中心に約20000点(令和4年度末)を所蔵しています。市役所からは、毎年定期的に保存期間の終了した公文書が移管され、また、それ以外にも歴史的に貴重な地域資料の寄贈もあり、所蔵点数は年々増えています。
- 皆さまへのお願い:旧役場の公文書や貴重な地域文書、古文書、写真などが思わぬ所から見つかることがあります。地域の歴史を記録する貴重な資料であり、見かけた場合には公文書館までご一報ください。
- その他:館内、敷地内とも禁煙としています。ご理解とご協力をお願いします。
利用方法
1. 閲覧したい資料を探すには
閲覧室の「目録検索システム」を使って所蔵資料の検索ができます。ご自宅のパソコンやスマートフォンからもインターネットに接続することでご利用いただけます。次のショートカットからどうぞ。
【上田市公文書館目録検索システム<外部リンク>】
令和5年3月23日目録データ更新
※お探しの資料が見つからない場合は公文書館へご相談ください。
2. 閲覧申込みについて
公文書館の所蔵資料を閲覧するには、所定の申込書の提出が必要になります。一度に申込みできる点数は5点までです。
申込書のダウンロードはこちら⇩
申込書はメール・Faxでも提出できます。
mail:kobunshokan@city.ueda.nagano.jp
Fax:0268-75-6683
3. 審査について
- 公文書館では、閲覧申込みのあった所蔵資料について、閲覧の可否を審査します。
- 閲覧の可否は、既に審査済みの資料については申込み時に、それ以外は後日、審査終了後に連絡します。
- 個人情報を含むもの、劣化の激しいもの等は、閲覧できない場合があります。
4. 閲覧について
- 資料は閲覧室で閲覧していただきます。館外貸出しは原則として行いません。
- 現在、閲覧室の定員は6人としています。
- 閲覧室へ持ち込める物品は次のとおりです。カバンやバッグ類は持ち込めません。
- 【持込み可能な物品】筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル)、ノート、カメラ、ノート型パソコン、スマートフォン、携帯電話、財布等の貴重品。これ以外については受付でお尋ねください。
- バッグ類など持ち込めない物品は、正面玄関風除室内のロッカー(鍵付き)で保管してください。なお、手さげ袋をロッカー内に用意してありますので、持ち込み物品用にご利用ください。
- 撮影する際に、フラッシュ、三脚等の使用はできません。
- 閲覧室内では静かにお過ごしください。
- 公文書館内では飲食できませんが、1階及び2階ホールでの水分補給は可とします。ただし、展示物付近ではご遠慮ください。
所蔵資料の取り扱いについて
閲覧に供する所蔵資料は「原本」です。資料保全のため、閲覧時には次のことをお守りください。特に【禁止行為】についてはご注意ください。
- 【取り扱い】資料は机に置き、丁寧にご覧ください。
- 【禁止行為】手に持ちながらの閲覧。ページの折り曲げ。無理に開く。綴じひも等を緩めたり外したりする。書き込む。指先を濡らしてページをめくる。上から直接筆写する。ページを抜き取る、切り取る、破る。
- 【筆記用具】資料にインクや染料が付着することを防止するため、万年筆、ボールペン、蛍光ペン等は閲覧室へは持ち込めません。ノートへの筆記は、鉛筆またはシャープペンシルを使用してください。
- 【資料の管理】返却するまでは、十分注意を払い管理してください。閲覧室を一時的に離れるときは、職員にお声がけください。
5. その他の申請様式
1. 掲載等承認申請書
2. 寄贈申出書
3. 寄託申出書
※申請書、申出書への押印は不要になりました。
企画展のお知らせ
【更新】第14回所蔵資料企画展
「明治23年の丸子村議会文書や大正12年9月発生の関東大震災関係文書などー明治から昭和の公文書にみる上田市の歴史ー」
- 期間 令和5年8月26日(土曜日)から令和5年12月3日(日曜日)まで
- 場所 上田市公文書館1階ホール
- 観覧無料 ただし、丸子郷土博物館の展示の観覧は有料
- 展示内容 明治23年の丸子村「地方税などの議決報告」文書、大正12年の上田市「震災ニ関シ見舞金ヲ贈ル件」、昭和26年の市公報「染谷丘クラブ全国優勝」記事など、原本資料9点、写真資料18点、合計27点の資料を展示・公開しています。
- 展示資料の紹介(抜粋)
企画展資料 |
資料の概要 |
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⑴ 丸子村会の地方税などの議決報告文書(明治23年) 明治23年5月開会の丸子村会「地方税・営業税・雑種税の議決報告文書」には、地方税・営業税・雑種税の課税の村会議決が行われたので、成議案を添えて小県郡長宛に報告する旨、工藤善助村長名で文書を作成しています。明治21年、全国に市制・町村制が制定され、22年4月1日には施行され、近代的な町、村が発足し、丸子村も新たに誕生しました。この地方税の課税については一等から八等までの等級表を作成し、納税額、納税者氏名の一覧が作成されています。 |
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⑵ 上田町への寄付物採納の文書 (明治37年) 「明治37年町会決議録」の簿冊には、「寄付物採納ノ件」の文書が保存されていました。この文書の内容は、蚕(かいこ)の体の模型1個を上田町の三吉米熊氏より上田女子尋常高等小学校へ参考品として寄付したいと申し出があり、これを受け入れる内容です。この模型を寄付した三吉氏は、明治25年に開校した小県蚕業学校(現在の上田東高校)の校長を務めていました。明治44年に開校した上田蚕糸専門学校(現在の信州大学繊維学部)の設立にも尽力し、同校の教授も務めました。 |
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⑶ 丸子町役場の事務報告書(大正10年) 丸子町の「大正11年町会議決書綴」には、大正10年の丸子町役場の事務報告書があります。この内容は前町長の柴崎虎五郎氏が退職し、小林清之助新町長が就任し、6項目の新しい町の目標を推進した内容を報告しています。この目標達成のため助役の定数を2名に増員し、部落有財産の統一整理促進のため委員を増員、小学校増改築のため用地買収着手、丸子農商学校の県営移管の推進、水道敷設計画の検討、町誌編纂の調査推進、町商業会を会員280名余で設立など、目標達成状況を報告しています。 |
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⑷ 中塩田村の当直日誌 (大正12年) 関東大震災が大正12年(1923年)9月1日に発生してから今年の9月1日で百年を迎えます。この中塩田村の当直日誌には「保野、五加、下本郷、小島等各部落には、家屋が倒壊、破損した家が非常に多く、近年にない強い地震であった。全村各戸はほとんど露営的に屋外に避難し、一夜を明かした」とする内容があります。当時の震災予防調査会報告では、上田地域では中塩田村、東塩田村、川辺村、上田市で被害が報告されており、中塩田村では全壊1棟、半壊10棟、東塩田村は半壊16棟としています。 |
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⑸ 関東大震災における義援金品の募集 (大正12年) 川辺青年会の『往復文書綴』には、小県郡連合青年団長から各町村青年団長宛に出された9月4日付の関東大震災の義援金品募集に関する文書がありました。この内容は「京浜地方の震災は実に未曾有(みぞう)の変事にして、その惨状は名状すべからず(言葉にすることはできない)」などと記しています。義援金額は一口一円(現在の4千円程度)以上、物品は食料、衣類など罹災(りさい)者の必需品としています。 |
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⑹ 上田市の震災に関し見舞金を贈る件 (大正12年) 大正12年9月4日付の『上田市会協議録』には関東大震災に関し上田市から見舞金として東京市へ金1000円(現在の400万円程度)、横浜市へ金300円(現在の120万円程度)を贈ると決議しています。関東大震災では東京府、神奈川県を中心に大きな被害をもたらし、建物被害は全壊が約10万9千棟、全焼が約21万2千棟、死者は約10万5千人、被災者は約190万人とされています。上田駅では汽車の通過の際に炊き出し米(握り飯)、水などを支給して被災者を救護するとしています。 |
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⑺ 上田市公報の染谷丘クラブ全国優勝記事 (昭和26年) 昭和26年2月の市公報には「栄冠涙あり、染谷丘全国バスケットに優勝、写真は宿敵を降し、皇后杯を捧げて故郷に着いた染谷丘高校クラブ」の記事が掲載されていました。昭和26年、神戸市で開催された第7回全日本バスケットボール総合選手権大会で、上田染谷丘クラブ(OB)が初優勝し、皇后杯を上田に持ち帰りました。その後27年、28年と同クラブは連続優勝し、史上初の三連覇をなしとげました。 |
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⑻ 上田市公報の塩尻村、川辺村合併の記事 (昭和29年) 昭和29年3月の上田市公報には、「塩尻、川辺村編入合併。市制拡大なる!」の記事が掲載されていました。この市町村合併は昭和28年9月1日付で町村合併促進法が新たに公布され、10月1日から施行され、全国で市町村合併が一気に推進されました。記事では「4月1日から5万都市へ」として、4月には50,843人の人口となり、中都市クラスの仲間入りをすると紹介しています。 |
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⑼ 広報うえだの血液型検査の記事 (昭和40年) 昭和40年7月の「広報うえだ」には「すでに輸血の効果も。神科地区をあげて血液型検査」の記事が掲載され、採血をしている様子の写真も掲載されています。この記事の内容は「神科では今年の3月から全地区の血液型検査を行ってきましたが、山口を最後にこの検査が終了し、約900人が血液型検査をすませた」としています。当時、大きな事故、重い病気の治療、手術などのため輸血が多くなり、健康な人の献血が重要とされ、血液型検査が広く行われました。 |
企画展説明会のお知らせ
10月7日(土曜日)、11月5日(日曜日)の2回。各回とも午前10時・11時、午後1時・2時から各5名定員で開催。説明をご希望される場合は事前にお電話等でお問い合わせください。
企画展の説明動画
回 |
企画展テーマ・展示文書内容 |
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第7回 |
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第8回 |
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第9回 |
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第10回 |
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第11回 |
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第12回 |
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第13回 |
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公文書館講座のお知らせ
現在ご案内中の講座はございません。開催が決まり次第お知らせいたします。
公文書館だより
令和元年度
令和2年度
- 公文書館だより第3号 [PDFファイル/550KB]
- 公文書館だより第4号 [PDFファイル/746KB]
- 公文書館だより第5号 [PDFファイル/579KB]
- 公文書館だより第6号 [PDFファイル/482KB]
- 公文書館だより第7号 [PDFファイル/658KB]
- 公文書館だより第8号 [PDFファイル/690KB]
令和3年度
- 公文書館だより第9号 [PDFファイル/876KB]
- 公文書館だより第10号 [PDFファイル/513KB]
- 公文書館だより第11号 [PDFファイル/503KB]
- 公文書館だより第12号 [PDFファイル/513KB]
- 公文書館だより第13号 [PDFファイル/545KB]
- 公文書館だより第14号 [PDFファイル/525KB]
- 公文書館だより第15号 [PDFファイル/512KB]
- 公文書館だより第16号 [PDFファイル/534KB]
- 公文書館だより第17号 [PDFファイル/634KB]
令和4年度
- 公文書館だより第18号 [PDFファイル/779KB]
- 公文書館だより第19号 [PDFファイル/871KB]
- 公文書館だより第20号 [PDFファイル/873KB]
- 公文書館だより第21号 [PDFファイル/797KB]
- 公文書館だより第22号 [PDFファイル/951KB]
- 公文書館だより第23号 [PDFファイル/891KB]
- 公文書館だより第24号 [PDFファイル/808KB]
- 公文書館だより第25号 [PDFファイル/831KB]
- 公文書館だより第26号 [PDFファイル/915KB]
- 公文書館だより第27号 [PDFファイル/987KB]
- 公文書館だより第28号 [PDFファイル/1013KB]
令和5年度
年間報告
入館者数
各種申込・申請状況
施設案内
開館時間
午前9時から午後5時まで(最終入館は閉館30分前までにお願いします。)
※館内、敷地内とも禁煙です。
休館日
月曜日
国民の祝日の翌日(国民の祝日の翌日が月曜日に当たるときはその翌日)
年末年始(12月29日から翌年1月3日)
住所
〒386-0413 長野県上田市東内2564—1
連絡先
電話:0268-75-6682 ファックス:0268-75-6683
メール:kobunshokan@city.ueda.nagano.jp
交通アクセス
バス:千曲バス鹿教湯線「丸子郷土博物館前」バス停下車
自動車:上田駅から約15キロ(所要時間約30分)
パンフレット
関連リンク
- 上田市公文書館目録検索システム<外部リンク>
※電気設備点検のため、令和5年8月16日(水曜日) の10時から15時まで「公文書館目録検索システム」が使用できなくなります。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。 - 過去の展示・イベント情報