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上田市公文書館
公文書館からのお知らせ
- 開館5周年記念特別企画展を開催中です。
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公文書館はどんなところ?
- 令和元年(2019)9月1日、上田市公文書館は上田市立丸子郷土博物館に併設して開館しました。
- 公文書館は、歴史資料として重要な公文書などを良好な状態で保管し、市民共通の財産として後世に継承するとともに、閲覧・普及啓発事業(企画展・講座など)を通じて広く市民に公開し、市民の知る権利の保障・行政の説明責任の確保・住民自治の推進・学術文化の発展に寄与します。
- 現在、公文書館では合併市町村が保管していた旧役場文書や報告書類など、主に明治以降の行政文書を中心に約22700点(令和5年度末)を所蔵しています。市役所からは、毎年定期的に保存期間の終了した公文書が移管され、また、それ以外にも歴史的に貴重な地域資料の寄贈もあり、所蔵点数は年々増えています。
- 皆さまへのお願い:旧役場の公文書や貴重な地域文書、古文書、写真などが思わぬ所から見つかることがあります。地域の歴史を記録する貴重な資料であり、見かけた場合には公文書館までご一報ください。
- その他:館内、敷地内とも禁煙としています。ご理解とご協力をお願いします。
利用方法
1. 閲覧したい資料を探すには
閲覧室の「目録検索システム」を使って所蔵資料の検索ができます。ご自宅のパソコンやスマートフォンからもインターネットに接続することでご利用いただけます。次のショートカットからどうぞ。
【上田市公文書館目録検索システム<外部リンク>】
令和6年3月27日目録データ更新
※お探しの資料が見つからない場合は公文書館へご相談ください。
2. 閲覧申込みについて
公文書館の所蔵資料を閲覧するには、所定の申込書の提出が必要になります。一度に申込みできる点数は5点までです。
申込書のダウンロードはこちら⇩
申込書はメール・Faxでも提出できます。
mail:kobunshokan@city.ueda.nagano.jp
Fax:0268-75-6683
3. 審査について
- 公文書館では、閲覧申込みのあった所蔵資料について、閲覧の可否を審査します。
- 閲覧の可否は、既に審査済みの資料については申込み時に、それ以外は後日、審査終了後に連絡します。
- 個人情報を含むもの、劣化の激しいもの等は、閲覧できない場合があります。
4. 閲覧について
- 資料は閲覧室で閲覧していただきます。館外貸出しは原則として行いません。
- 現在、閲覧室の定員は6人としています。
- 閲覧室へ持ち込める物品は次のとおりです。カバンやバッグ類は持ち込めません。
- 【持込み可能な物品】筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル)、ノート、カメラ、ノート型パソコン、スマートフォン、携帯電話、財布等の貴重品。これ以外については受付でお尋ねください。
- バッグ類など持ち込めない物品は、正面玄関風除室内のロッカー(鍵付き)で保管してください。なお、手さげ袋をロッカー内に用意してありますので、持ち込み物品用にご利用ください。
- 撮影する際に、フラッシュ、三脚等の使用はできません。
- 閲覧室内では静かにお過ごしください。
- 公文書館内では飲食できませんが、1階及び2階ホールでの水分補給は可とします。ただし、展示物付近ではご遠慮ください。
所蔵資料の取り扱いについて
閲覧に供する所蔵資料は「原本」です。資料保全のため、閲覧時には次のことをお守りください。特に【禁止行為】についてはご注意ください。
- 【取り扱い】資料は机に置き、丁寧にご覧ください。
- 【禁止行為】手に持ちながらの閲覧。ページの折り曲げ。無理に開く。綴じひも等を緩めたり外したりする。書き込む。指先を濡らしてページをめくる。上から直接筆写する。ページを抜き取る、切り取る、破る。
- 【筆記用具】資料にインクや染料が付着することを防止するため、万年筆、ボールペン、蛍光ペン等は閲覧室へは持ち込めません。ノートへの筆記は、鉛筆またはシャープペンシルを使用してください。
- 【資料の管理】返却するまでは、十分注意を払い管理してください。閲覧室を一時的に離れるときは、職員にお声がけください。
5. その他の申請様式
1. 掲載等承認申請書
2. 寄贈申出書
3. 寄託申出書
※申請書、申出書への押印は不要になりました。
企画展のお知らせ
開館5周年記念特別企画展
「大正元年の丸子町発足関係文書、大正8年の上田市制施行関係文書など~明治から昭和の公文書にみる上田市の歴史~」
- 期間 令和6年9月28日(土曜日)から令和7年1月5日(日曜日)まで
- 場所 上田市公文書館1階ホール
- 観覧料 無料(ただし、丸子郷土博物館の展示の観覧は有料)
- 展示内容 明治10年の西南戦争の電信関係文書、大正元年の丸子町発足関係文書、大正8年の上田市制施行関係文書、昭和39年の東京オリンピック関係文書など、原本資料9点、写真資料18点、合計27点の資料を展示・公開しています。
- 展示資料の紹介(抜粋)
※歴史公文書等を掲載等の目的で利用する場合は別途申請が必要ですので、公文書館までお問い合わせください。
企画展資料 |
資料の概要 |
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「会所通達留」 |
(1)「西南戦争を報じる電信資料」(明治10年) 明治9年から作成された『会所通達留』(旧神川村所蔵)には、明治10年の西南戦争の際に政府が発信した電信資料が保存されていました。西郷隆盛を盟主として、明治10年2月15日に士族達が挙兵をした西南戦争は最後の大規模な内戦とされ、西郷軍が約3万人、政府軍は約6万人を動員したとみられています。この西南戦争では明治2年に開通した電信が重要な役割を果たし、政府は西南戦争の戦況を各地に発信し、政府軍側を有利に導いています。電信文は毛筆、片仮名で書き記され、大久保利通内務卿からの通達とされ、田原坂の激戦の様子などが克明に記されています。 |
「社寺書類」 |
(2)中禅寺古寺取調書(明治28年) 西塩田村の明治26年から28年の「社寺書類」の簿冊には、県知事宛に提出した中禅寺に関係した文書が保存されていました。この文書には中禅寺薬師堂の古写真、仁王門・本堂・庫裡(くり)の図面、彩色された境内図などが保存されていました。古写真は薬師堂の明治中期における貴重な資料とされています。この薬師堂は方三間の阿弥陀堂建築で、様式より鎌倉時代初期の建物と推定され、国の重要文化財に指定されています。 |
「村会決議書綴」 |
(3)丸子町発足に関係した文書(大正元年) 丸子村の「明治45年、村会決議書綴」には、丸子村から丸子町が誕生した経過を記した文書がみられます。この町制施行に際して「(議案)第五号 村を町と改むる件 本村の将来の発達を推察し、利益ありと認めるにより、丸子村を改めて丸子町となす」旨、下村亀三郎丸子村長の名前で村会に提出し、大正元年九月二十一日付で決議され、十月三十日には町制施行が実現しました。理由書では「本村は現在戸数九百余、常住人口は五千余に達し、生糸製造の時期には男女の工員が来て住むもの四千人余を数える」旨、記述しています。こうして待望の町制施行が実施されました。 |
「下村町長葬儀の弔辞」 |
(4)初代丸子町長の下村氏葬儀の弔辞(ちょうじ)(大正2年) 大正2年の「町会議案及び会議録綴」には、1月12日付の小井土丸子町助役による下村亀三郎初代丸子町長(45歳)の葬儀の際の弔辞が保存されています。下村氏は慶応3年(1867年)、上丸子に生まれ、福沢諭吉が塾長を務める慶応義塾へ入学します。しかし1年余で体調をくずし、帰郷することとなり、福沢塾長は「信州の地に適した産業を興し、先駆者となれ」とはげましたといわれます。下村氏は明治22年、製糸結社の依田社を設立し、明治末から大正初期にかけて全国4位の生糸出荷量をあげ、大正元年10月30日には初代丸子町長に就任しました。 |
「市制施行の内務大臣諮問書」 |
(5)上田市市制施行関係文書(大正8年) 上田町は大正8年5月1日に市制が施行され、上田市が誕生しました。県下では長野、松本に続き3番目の市で、全国では83番目の市制施行でした。大正8年の上田町「議事雑件編冊」の簿冊には、上田町会に対して市制施行について町会の意見を問う床次竹二郎内務大臣の諮問書が保存されています。5月1日には市制が施行され、大正3年から上田町長を務めていた細川吉次郎氏が、初代の上田市長に就任しました。 |
「議事関係書編冊」 |
(6)上田温泉電軌へ上田市補助(大正10年) 大正10年2月の「議案第17号 市費補助ノ件」には、上田温泉電軌株式会社(現在は上田電鉄)の起業に際して、上田市が補助金を支出する内容が記されています。この内容は大正10年以降6ヶ年間に総額7500円を城下村から別所村及び青木村に至る軌道敷設事業に補助するとしており、この金額は現在の2,250万円程度とみられます。 |
「二の丸橋工事」 |
(7)上田城跡二の丸橋の工事写真(昭和2年) 昭和7年発行の『上田築城三百五十年祭記念写真帖』には、上田城跡二の丸橋の貴重な架設工事写真がみられます。この工事は上田温泉電軌株式会社が北東線(真田・傍陽方面)新設のため鉄筋コンクリート製の長さ21mの二の丸橋が昭和2年9月に建設されました。この写真の右手奥には旧刑務所の門と塀、左手奥には上田市公会堂が見えます。 |
「菅平の硫黄採掘鉱山」 |
(8)市公報の硫黄採掘反対の記事(昭和27年) 昭和27年10月の「上田市公報」には、「菅平硫黄採掘の現状と通産当局の意向」の記事が掲載されています。これは当時大きな社会問題となった事件で、神川の上流水源地である菅平十ノ原の硫黄採掘により、上田地域の作物や人体への鉱毒被害が予想されました。このため広く反対運動が起こり、昭和28年7月、上田市営グランドで硫黄採掘反対の住民大会が五千名を集めて開催されました。9月には菅平十ノ原地籍は国の鉱区禁止区域に指定され、住民による硫黄採掘の反対運動は成功しました。 |
オリンピック「聖火」記事 |
(9)東京オリンピックの聖火記事(昭和39年) アジアで初めて開催された東京オリンピックは、昭和39年10月10日から24日まで東京で盛大に開催されました。当時の「広報うえだ」には、国立競技場の聖火台から分火された聖火が各地をリレーされ、10月14日夜、上田市民の大歓迎を受けて上田市役所で一泊したとする記事があります。聖火は高校生の走者達により、リレーされました。 |
企画展の解説動画
回 |
企画展テーマ・展示文書内容 |
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第7回 |
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第8回 |
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第9回 |
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第10回 |
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第11回 |
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第12回 |
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第13回 |
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第14回 |
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第15回 |
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第16回 |
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第17回 |
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公文書館講座のお知らせ
次回の講座の準備が整いましたら御案内させていただきます。
公文書館だより
令和元年度
令和2年度
- 公文書館だより第3号 [PDFファイル/550KB]
- 公文書館だより第4号 [PDFファイル/746KB]
- 公文書館だより第5号 [PDFファイル/579KB]
- 公文書館だより第6号 [PDFファイル/482KB]
- 公文書館だより第7号 [PDFファイル/658KB]
- 公文書館だより第8号 [PDFファイル/690KB]
令和3年度
- 公文書館だより第9号 [PDFファイル/876KB]
- 公文書館だより第10号 [PDFファイル/513KB]
- 公文書館だより第11号 [PDFファイル/503KB]
- 公文書館だより第12号 [PDFファイル/513KB]
- 公文書館だより第13号 [PDFファイル/545KB]
- 公文書館だより第14号 [PDFファイル/525KB]
- 公文書館だより第15号 [PDFファイル/512KB]
- 公文書館だより第16号 [PDFファイル/534KB]
- 公文書館だより第17号 [PDFファイル/634KB]
令和4年度
- 公文書館だより第18号 [PDFファイル/779KB]
- 公文書館だより第19号 [PDFファイル/871KB]
- 公文書館だより第20号 [PDFファイル/873KB]
- 公文書館だより第21号 [PDFファイル/797KB]
- 公文書館だより第22号 [PDFファイル/951KB]
- 公文書館だより第23号 [PDFファイル/891KB]
- 公文書館だより第24号 [PDFファイル/808KB]
- 公文書館だより第25号 [PDFファイル/831KB]
- 公文書館だより第26号 [PDFファイル/915KB]
- 公文書館だより第27号 [PDFファイル/987KB]
- 公文書館だより第28号 [PDFファイル/1013KB]
令和5年度
- 公文書館だより第29号 [PDFファイル/848KB]
- 公文書館だより第30号 [PDFファイル/870KB]
- 公文書館だより第31号 [PDFファイル/1020KB]
- 公文書館だより第32号 [PDFファイル/912KB]
- 公文書館だより第33号 [PDFファイル/931KB]
令和6年度
デジタルアーカイブ
当館では所蔵資料のデジタルアーカイブ化を進めており、試行的に実施した5点の資料についてご紹介します。
各資料は、資料タイトルのリンクから全ページをご覧いただけます。
また、上田市公文書館目録検索システムの該当項目からも画像をご覧いただけます。
※歴史公文書等を掲載等の目的で利用する場合は別途申請が必要ですので、公文書館までお問い合わせください。
デジタル資料 |
資料の概要 |
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(1)改訂鎮台条例<外部リンク> 115頁 神畑村 明治6年 明治6年に太政大臣から布告された改訂鎮台条例、学資寄付金簿様式、新暦の御祭日、御祝日、東京医学校、容疑者の手配書などについて記している。 |
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(2)東内村誌<外部リンク> 77頁 東内村役場 明治12年 明治12年に東内村が編纂した村の歴史・地理・戸数・社寺・学校・古跡・物産・風俗などを記した村誌。 |
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(3)指令書綴<外部リンク> 174頁 塩尻村役場 明治22年から39年 明治22年から明治39年まで作成した公文書綴。 |
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(4)社寺関係書類<外部リンク> 121頁 上田町役場 明治27年 明治27年から作成した上田町役場の「社寺関係書類」には海禅寺・上田八幡社・宗吽寺・浄念寺・芳泉寺などの取調書が保存されている。寺社の由緒、文化財、建物、境内図などの資料がみられる。 |
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(5)社寺書類<外部リンク> 380頁 西塩田村役場 明治26年から32年 明治26年から作成した西塩田村役場の「社寺書類」には塩野神社・中禅寺・前山寺・手塚八幡社・王子神社などの取調書が保存されている。寺社の由緒、文化財、建物、境内図などの資料がみられる。 |
年間報告
入館者数
- 令和元年度入館者数 [PDFファイル/59KB]
- 令和2年度入館者数 [PDFファイル/71KB]
- 令和3年度入館者数 [PDFファイル/41KB]
- 令和4年度入館者数 [PDFファイル/41KB]
- 令和5年度入館者数 [PDFファイル/40KB]
各種申込・申請状況
- 令和元年度各種申込・申請状況 [PDFファイル/159KB]
- 令和2年度各種申込・申請状況 [PDFファイル/211KB]
- 令和3年度各種申込・申請状況 [PDFファイル/194KB]
- 令和4年度各種申込・申請状況 [PDFファイル/93KB]
- 令和5年度各種申込・申請状況 [PDFファイル/198KB]
開館日・開館時間等
開館日
【休館日】
月曜日
国民の祝日の翌日(国民の祝日の翌日が月曜日に当たるときはその翌日)
年末年始(12月29日から翌年1月3日)
開館時間
午前9時から午後5時まで(最終入館は閉館30分前までにお願いします。)
※館内、敷地内とも禁煙です。
住所
〒386-0413 長野県上田市東内2564—1
連絡先
電話:0268-75-6682 ファックス:0268-75-6683
交通アクセス
バス:千曲バス鹿教湯線「丸子郷土博物館前」バス停下車
自動車:上田駅から約15キロ(所要時間約30分)
パンフレット
関連リンク
- 上田市公文書館目録検索システム<外部リンク>
- 過去の展示・イベント情報