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ネット通販で商品を購入する前に確認を!「悪質通販サイト」のトラブルが増えています!
国民生活センター越境消費者センターには、日本語表示の通販サイトで商品を購入したが、「海外から発送された商品が届かない」「購入した商品が模倣品だった」などの相談が寄せられています。中には、消費者が商品代金を支払った後に、販売事業者と連絡が取れなくなり、販売事業者に対応を求めることが困難な事例も多くみられます。
越境消費者センターでは、令和6年6月26日より、随時「悪質通販サイト情報」をウェブサイト上で公表していますので、通販サイトで商品を購入する際の参考にしてください。なお、「悪質通販サイト情報」で公表されているサイト以外にも悪質通販サイトは存在していますので、十分に注意してください。
相談事例
〔事例1〕日本語表示の通販サイトで海外メーカーのカバンを注文し、クレジットカード決済した。その後、商品が届かず、事業者に解約・返金を申し出たが連絡が取れなくなった。
〔事例2〕通販サイトでブランドのスニーカーを購入し、クレジットカード決済した。その後、税関から模倣品の疑いがあると通知があった。事業者に返金を求めたが連絡がない。
消費者へのアドバイス
購入前に通販サイト内の表示や支払い方法等をよく確認しましょう
トラブルが寄せられる事業者サイトには、主に次のような特徴が見受けられます。
・サイト内の日本語が正しく表記されていない
・市場では希少なものがこのサイトでは入手可能となっている
・ブランド、メーカー品で価格が通常より安い
・支払い方法が限定されている。振込先の銀行口座の名義が個人名である
・キャンセル、返品、返金のルールがどこにも記載されていない
・サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない など
越境消費者センターウェブサイトで悪質通販サイト情報を確認し、掲載事業者からは購入しないようにしましょう
下記のページで悪質通販サイトトラブル全般についての未然防止(購入前)とトラブルにあってしまった後(購入後)の対応について案内しています。
また、このページ内から「悪質通販サイト情報」にリンクを貼っています。
悪質通販サイトのトラブルにあわないために<外部リンク>(越境消費者センターウェブページ)
プリペイド型電子マネーをコンビニで購入し、その情報をメール等で伝えるよう求められた場合は、応じない
コンビニ等でプリペイド型電子マネーを購入するよう指示し、電子マネー番号等の情報を写真に撮り、メールで送らせる等の方法は詐欺の手口です。そのような方法で支払いを求められた場合は、絶対に応じず、購入の手続を進めないでください。プリペイド型電子マネーの情報を一度相手に伝えてしまうとお金を取り戻すことは非常に困難です。
もし注文手続を進めてしまったら、注文確定をする前に、最終確認画面を確認しましょう
通信販売業者は、通信販売サイトで消費者が注文を確定する直前に、「最終確認画面」を表示して、契約内容を簡単に最終確認できるようにしなければなりません。
悪質通販サイトの場合、「最終確認画面」が表示されず、そのまま注文が確定してしまうことがありますので注意してください。
万が一、商品が届かない等のトラブルにあってしまった場合は、決済関連事業者に相談しましょう
クレジットカード決済の場合
クレジットカード会社に対してトラブルにあったことを連絡することで、クレジットカード会社から対応が得られる場合があります。できるだけ早くクレジットカード会社に相談しましょう。
銀行振込の場合
銀行振込で支払ったお金を取り戻すことは非常に困難ですが、できるだけ早く振込先銀行に事情を伝え、相談しましょう。
併せて、最寄りの警察に被害を届け出るようにしましょう。警察に相談した場合は、その旨も振込先銀行の相談窓口に伝えましょう。
プリペイド型電子マネーの場合
お金を取り戻すことは非常に困難ですが、早急にプリペイドカードの発行会社に連絡しましょう。併せて、最寄りの警察に被害を届け出るようにしましょう。
不安に思ったり、トラブルが生じた場合は、消費生活センター等にご相談ください。
■ 海外の事業者とのトラブルについては国民生活センター越境消費者センターでも相談を受け付けています。
越境消費者センター<外部リンク>
関連情報
商品が届かない!返金してもらえない!悪質通販サイトを巡るトラブルにご注意<外部リンク>(国民生活センターウェブページ)
そのサイト、大丈夫?ネット通販で商品を購入する前に確認を!<外部リンク>(国民生活センターウェブページ)