本文
犯罪まがいの深刻なトラブルが増加。不用品を買い取る訪問購入に注意しましょう!
購入業者が自宅に来て物品を買い取るという訪問購入のトラブルが増えています。
中には、「『不用品を買取り貧しい国に寄付する』と勧誘を受け了承したが、業者が帰ったあと指輪がなくなっていた」「身に着けていた大切な指輪を強引に要求された」などといった、きっかけは訪問購入に見える犯罪まがいの深刻なトラブル事例が見受けられます。
主に80歳以上の女性が当事者となっていることから、特に注意が必要です。こうしたトラブルを防ぐためには、不審な人物が出入りしていたり、困った様子がうかがえたりしないかなど、日頃から高齢者の生活や言動、態度などを見守り、身近にいる周りの方が変化にいち早く気付くことがとても重要です。
相談事例
〔事例1〕ふと目を離した隙に金のネックレスやダイヤの指輪などを業者に持ち去られたようだ。
〔事例2〕人の役に立つならと思い訪問を了承したが、業者が帰った後、指輪がなくなっていた。
〔事例3〕身に着けていた母の形見の指輪を業者から強引に要求され怖い思いをした。
〔事例4〕一人暮らしの認知症の母親が記念硬貨を安価で買い取られていた。
相談事例からみる問題点
1 犯罪まがいの行為が行われる深刻な事例が見られる。
2 特定商取引法違反の疑いがある行為が行われている。
3 消費者の親切心に訴えかけるなどして断りにくくした上で勧誘を行っている。
4 判断力の低下した高齢者がトラブルにあっている。
消費者へのアドバイス
1 突然訪問してきた購入業者は決して家に入れないようにしましょう。
2 購入業者から電話がかかってきても、安易に訪問を承諾しないようにしましょう。
3 購入業者から勧誘を受けて訪問を承諾する場合は、一人では対応しないようにしましょう。
4 トラブルになった場合や不安がある場合は、消費生活センターや警察に相談しましょう。
警察相談専用電話「#9110」
※電話をかけると発信地を管轄する警察本部等の相談の相談窓口に接続されます。
関連情報
きっかけは訪問購入?犯罪まがいの深刻なトラブルにご注意を!-大切な貴金属が持ち去られたなどの事例が寄せられています-(国民生活センターウェブページ)<外部リンク>