ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 生活・防災 > 防犯・安全 > 消費生活 > > 屋根工事の点検商法のトラブルが増えています。ご注意を!

本文

屋根工事の点検商法のトラブルが増えています。ご注意を!

更新日:2024年4月18日更新
印刷用ページを表示する
<外部リンク>

 「近所で工事をしている。お宅の屋根瓦がずれているようなので無料で点検してあげる」などと言って突然自宅を訪問し、点検した後、「このままだと雨漏りして大変なことになる」などと不安をあおって、高額な工事の契約を勧誘するトラブルが増えています。

 契約当事者の8割超を60歳以上の方が占めています。高齢者の方は特にご注意ください。

 

相談事例

〔事例1〕「屋根瓦がずれているのが見えた」と来訪した業者との契約を解約したい。

〔事例2〕 実家の父がずれた瓦の写真を見せられ契約してしまったが、解約できるか。

〔事例3〕「近所で工事している」と言うので点検を依頼したが、近所の工事はうそだった。

〔事例4〕 屋根や外壁、床下等の修繕を次々と勧誘され、契約してしまった。

 

相談事例からみる典型的な手口

1 突然訪問してきて、消費者が断りにくい内容のトークで近づいてきます。

 「近くで工事をしている者です」「工事のあいさつにきました」

 「お宅の瓦がずれている(浮いている)ようなので、無料で点検してあげます」など

2 点検後、画像を見せながら、消費者の不安をあおり、言葉巧みに工事を勧めてきます。

 「このままだと雨漏りしますよ」「すぐに工事しないと大変なことになりますよ」など

3 お得感を強調しながら、その場での契約を迫ってきます。

 「この場で契約していただければ特別にお安くします」「保険を使えばお金はかかりませんよ」など

 

消費者へのアドバイス

突然訪問して来た業者には安易に点検させないようにしましょう

 突然訪問してきた業者には、たとえ無料と言われても安易に点検をさせてはいけません。点検させると相手の勧誘トークに乗せられ、断れなくなります。

すぐに契約せず、ご家族等と十分に検討しましょう

 工事が必要かどうか、まずは家を建てた工務店やハウスメーカー等に相談しましょう。また、工事が必要な場合は、複数社から見積もりを取るなど、工事内容や価格等を総合的に判断しましょう。

 一人で判断せず、必ずご家族や周りの人に相談しましょう。

「保険金を利用できる」というトークには気をつけましょう

 「保険金で自己負担なく工事できる」と勧誘されても、実際に保険金が支払われるかはわかりません。保険金の請求は加入者本人が行うことが基本となりますので、業者に任せず、必ず契約している保険会社や代理店に直接尋ねましょう。

クーリング・オフ等ができる場合もあります

 特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフできます。なお、クーリング・オフ期間内にも関わらず、すぐに工事着手しようとする業者がいますので、トラブルを避けるため、慎重に対応しましょう。

少しでも不安を感じたら、すぐに消費生活センター等に相談しましょう

 業者が突然家に来た、契約するつもりがないのにしてしまったなど、少しでも不安に感じたら、一日でも早く消費生活センターにご相談ください。

 消費生活センター

 

住宅のリフォーム工事に関するトラブルや工事費用等に関する相談は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターでも受け付けています。

 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター<外部リンク>

 「住まいるダイヤル」 0570-016-100 または 03-3556-5147

 電話受付 10時00分~17時00分(土、日、祝休日、年末年始を除く)

 

関連情報

 屋根工事の点検商法のトラブルが増えています-典型的な勧誘トークを知っておくことで防げます!-(国民生活センターウェブページ)<外部リンク>