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信州上田学
信州上田学とは
現在、少子高齢化社会の進展により、深刻化する地域の担い手不足とこれに伴う地域経済活動の縮小が顕在化しており、今後も高齢者人口の増加と地域の担い手となる生産年齢人口(15歳~64歳)、年少人口(14歳以下)の減少は続くものとされています。
こうした現状を踏まえて、上田市では、持続可能な地域の創出に向け、地域に脈々と受け継がれてきた歴史、文化、自然、風土、産業等を「学ぶ」ことで、住民が「住み続けたいと感じる地域づくり」、地域を離れて進学した学生が「ここに帰ってきたいと感じる人づくり」を行い、さらには、「上田を離れても地域を想い続けてもらう人づくり」につなげていくことを目的として、信州上田学を積極的に推進していきます。
信州上田学実績
1.ライフステージ毎の信州上田学
- 幼稚園・保育園 … 自然の中での体験で人生の「根っこ」となる時期を豊かにして、自ら学び成長する人材を育成します。
- 小学校・中学校 … 地域に愛着と誇りを持つ郷学郷就につながる人材を育成します。
- 高等学校 … 地域課題を探求し、課題解決を行う郷学郷就の人材を育成します。
- 市 民 … 地域に愛着と誇りを持ち、次世代に地域の伝統と文化を継承させる人材を育成します。
2.長野大学の信州学・信州上田学講座
魅力ある地域を創ることを目的に、大学の教養科目として「信州学・信州上田学」を学ぶ。県外学生が7割超という現状から、地域情報や地域課題について授業を通じて学ぶことで、地域の優位性に気付かせ、就労支援にもつなげます。
信州上田学(長野大学)<外部リンク>
3.上田未来会議及び上田未来学ゼミ
若者等が地域の未来図を描く対話型プロジェクトとして、地域情報の提供、全国や地域で活躍する講師を招いてのゼミナール形式での講義などを実施し、持続可能な地域づくりに結び付けます。令和4年度の上田未来会議及び未来学ゼミは下記の日程で開催を予定しています。
実施内容
- 地元の皆さんや大学の先生から、主体的に地域づくりに関わることの大切さをお聞きします。(具体的な内容は、こちらのチラシ [PDFファイル/822KB]をご覧ください)
- 学生と社会人がともに、地域の課題や解決策を考え、市に報告していただきます。
目的
信州上田学の一環として、学生(高校生や大学生)と市民が一緒に学び、話し合いを通じて、課題解決能力などを培う場とします。
期間
令和4年9月~令和5年2月のうち、7回(詳細は、下記のプログラムをご覧ください)
参加及び申込方法
- 市内にお住い、通勤、通学されている高校生以上の方で、9月24日と2月11日を含む5回以上出席できる方ならどなたでも(先着40名まで)
- 申込方法は、こちらの申込フォーム<外部リンク>でお申し込みください。(申込期限は、9月16日(金曜日)までとなります。)
開催日時 | 場所 | テーマ及び講師 | |
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第1回 | 未来会議1 9月24日(土曜日)13時30分~16時 |
サントミューゼ(多目的ルーム) | 第1部 基調講演:地域における学生(高校生・大学生)の役割 講師:牧野 篤 先生(東京大学大学院教育学研究科教授) 第2部 ガイダンス |
第2回 | 未来会議2 10月22日(土曜日)13時30分~(2時間程度) |
駅前ビル・パレオ(予定) | ゲストトーク:多様な立場の皆さんの「想い」をお聴きします。 テーマ:「私が思う、上田の良い点・悪い点」
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第3回 | 未来学ゼミ1 11月12日(土曜日)13時30分~(2時間程度) |
サントミューゼ(多目的ルーム) | 第1部 問題点の洗い出しを行い、課題に落とし込みをします。 グループワーク(経験豊富なグループアドバイザーによるサポート)
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第4回 | 未来学ゼミ2 11月26日(土曜日)13時30分~(2時間程度) |
駅前ビル・パレオ(予定) | 「解決案」の仮説(展望)を立案 |
第5回 | 未来学ゼミ3 12月10日(土曜日)13時30分~(2時間程度) |
駅前ビル・パレオ(予定) | 「仮説」の検証のための研究 |
第6回 | 未来学ゼミ4 令和5年1月28日(土曜日)13時30分~(2時間程度) |
駅前ビル・パレオ(予定) | 検証した「仮説」をもとに「提言」を立案 |
第7回 | 未来会議3 令和5年2月11日(土曜日)13時30分~(2時間程度) |
サントミューゼ(多目的ルーム) | グループ発表及び意見交換 「住み続けたいと感じられるまち”上田”」「帰ってきたいと感じるまち”上田”」 「想い続けてもらうまち”上田”」「もっと・・・まち”上田”」をテーマにグループ発表 上田市長からコメント、修了証授与 など |
- 新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、開催方法及び会場の変更、または中止となる場合がございます。
- 第4回から第6回は、グループ毎に活動しますので、日程や会場が変更となる可能性があります。
- 未来学ゼミの進め方:SDGsの視点から考えてください。(原則)まとめていく過程が大切です。参加者に主体的に進めていただきます。(助言)グループ活動ではグループアドバイザーから助言を頂きます。
- グループ発表(プレゼン)について:グループ活動に参加できなかった人にも伝えるイメージで簡潔に発表してください。また、自己の発見を整理し、次の一歩につなげてください。
信州上田学シンポジウム(終了しました)
地域を学び、地域への誇りと愛着を育み、持続可能なまちづくりを行う「信州上田学」の理解を深めるためのキックオフシンポジウムを下記のとおり開催します。
全国の地域振興や大学と地域の連携を行う講師による講演と地域のステークホルダーによるパネルディスカッションの2部構成で行いました。
講演者の藻谷氏をはじめ、各パネリストから様々な活発な意見などが出されるなど、大勢の方にご参加いただき、素晴らしいキックオフイベントとなりました。
シンポジウムの詳細は、広報うえだ(令和元年6月号) [PDFファイル/2.73MB]または行政チャンネル<外部リンク>に掲載してありますので、是非ご覧ください。
- 日 時 2019年5月10日(金曜日)18時30分~21時
- 場 所 サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)小ホール
- 内 容
第1部 基調講演「信州上田学(楽)~住みたい理由を言えるまちを創る~」
講師:藻谷浩介氏(株式会社日本総合研究所主席研究員/長野大学客員教授)
第2部 パネルディスカッション「住みたい理由を言えるまちを創るには?」
パネリスト
藻谷 浩介氏(株式会社日本総合研究所主席研究員/長野大学客員教授)
市川 正夫氏(長野大学環境ツーリズム学部特任教授)
小岩井 彰氏(長野大学社会福祉学部特任教授)
小林 一郎氏(農業生産法人株式会社信州せいしゅん村むらおさ)
間藤 まりの氏(ミリグラム株式会社取締役・真田ゆめぐるproject代表)
土屋 陽一 (上田市長)
コーディネーター
松下 重雄氏(長野大学地域づくり総合センター長)