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上田城の復元・整備に向けて発掘調査を進めてきた、上田城跡公園の本丸西虎口と北西隅櫓の調査成果を普段は入れない発掘の現場で担当者が詳しく解説を行います。
あわせて、櫓の復元に重要となる明治初期の上田城の古写真の解析の成果報告や、上田市立博物館で所蔵する歴史あるカメラの特別公開と解説を行います。
上田城の歴史がわかる3つの企画をご用意しています、ぜひお越しください。
1 本丸西虎口
本丸西虎口に近年まで土蔵がありましたが、その地下に江戸時代のお城の痕跡が残っているかどうかの調査を行いました。本丸の西の入口にあたる重要な箇所の調査成果について報告を行います。


2 本丸北西隅櫓
本丸内に7つあった櫓のうち北西(野球場側)の隅の櫓の痕跡を調査していきました。発掘調査の結果、櫓の大きさや向きがどうなのか分かってきた内容を報告します。


明治初期に撮影された、上田城の写真には2基の櫓と櫓門が写されています。果たして写真の櫓と現在の北櫓は大きさや形状が一致するのか?現在の北櫓を3D化し、過去の写真と照合することで分析していきました。
今後の櫓の復元にとって重要になるその結果を、実際に北櫓の内部にて解説していきます。

明治初期に撮影された上田城(1枚目)と2025年12月に撮影した上田城(2枚目)
幕末から明治にかけて、海外から伝わった写真撮影の技術は上田地域では、いち早く取り入れられていきました。そうした歴史と博物館で収蔵しているカメラの仕組み等を解説していきます。
貴重な収蔵品を間近で見れる機会です。

