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レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」~龍と生きるまち 信州上田・塩田平~のタイトル画像 レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」~龍と生きるまち 信州上田・塩田平~

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日本遺産のまち信州上田・塩田平かるた

更新日:2022年12月24日更新
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かるたを活用した企画

かるたデザインを活用したカードを店頭で配布しています。詳しくはリンク先をご覧ください。

上田市日本遺産かるたカード(ショップカード)について

上田市日本遺産かるたカード(ショップカード)設置店舗一覧

かるた及びマップ概要

上田市の日本遺産構成文化財を中心に、認定ストーリーの構成要素のもととなった民話などを知っていただくため、文化財の特徴や民話の印象的場面などを視覚的に伝えるとともに、親しみを持って手に取っていただき、楽しめるよう、かるたを制作しました。合わせて、かるたに登場する文化財マップも制作しました。

制作協力

長野大学(環境ツーリズム学部課題探求ゼミナール)
塩田まちづくり協議会

かるた絵札デザイン MINWAプロジェクト 砂糖ふくろう氏
かるた読み札デザイン MINWAプロジェクト 谷村紀明氏
かるた読み句

読み句:塩田地区小中学生及びその保護者から募集
英訳:MINWAプロジェクト、ボランティアガイドの会 水谷淳二氏、チャチャ氏
訳文校閲:ラッセル・グドール氏

マップ制作 イラスト:市村紀子氏
写真:吉田範夫氏
説明文:塩田まちづくり協議会教育文化部会
発行 令和4年1月末
配布先・設置場所 市内小中学校へ2セットずつ、保育園・幼稚園・認定こども園へ1セットずつ、公民館へ2セットずつ配布(※2月中に配布予定)
留意事項 非売品のため、一般の方のご利用は公民館から貸し出しを受けてください。
(好評の場合は、増産・販売を検討)

 

かるたの絵札と読み札一覧

掲載画像を商用で転載・改変・利用することは固くお断りします。当該かるた又は上田市日本遺産の周知・広報、普及啓発、教育目的の場合は、ご自由にご利用ください。

題字

絵札

テーマ

読み句

概要

「あ」の絵札

ため池

雨を乞う 塩田の祈り ため池に

(あめをこう しおだのいのり ためいけに)

雨が少ない塩田平は、昔の人が知恵と労力を出したくさんの ため池を作ったので、今では、「日本ため池 100 選」に選ばれている。

「い」の絵札

甲田池

いたずらな かっぱの伝説 甲田池

(いたずらな かっぱのでんせつ こうだいけ)

その昔、甲田池で、いたずらな河童が村人に捕まって命乞い をした際、許してあげたお礼に御膳を貸してくれたという伝説がある。

「う」の絵札

生島足島神社

美しい 朱色に輝く 生島さん

(うつくしい しゅいろにかがやく いくしまさん)

平安時代以前からの古社で土を御神体とし、生島神と足島神を祀る。夏至の日の出、冬至の日没の光が参道に沿って延び る。

「え」の絵札

小島大池

江戸時代 いのししとびこむ 小島大池

(えどじだい いのししとびこむ こじまおおいけ)

江戸時代「生類憐みの令」の頃、空砲に驚いたいのししが小 島大池で溺れ死んでしまったため、埋葬して、その経過を記した木札を立てたと伝えられる。

「お」の絵札

大六のけやき

大きいな トトロが出そう 大六のけやき

(おおきいな ととろがでそう だいろくのけやき)

石神地区にある樹齢800 年、県内最大のけやき。当時地頭だった吉沢氏が植林し根元に第六天の祠を作ったことからこの名 が付いた。

「か」の絵札

八木沢天満宮

学問の 神様がいる 八木沢天満宮

(がくもんの かみさまがいる やぎさわてんまんぐう)

平安時代中期に、京都の北野天満宮から菅原道真公の霊を合祀したといわれる。入り口に木曽義仲の供養塔がある。

「き」の絵札

無言館

聞こえるよ 悲惨を語る 無言館

(きこえるよ ひさんをかたる むごんかん)

塩田平を一望する小高い丘にある美術館。日中戦争、太平洋戦争で亡くなった、全国の戦没画学生の遺作が展示されている。

「く」の絵札

鞍が淵

鞍が淵 小太郎伝説 蛇骨石

(くらがふち こたろうでんせつ じゃこついし)

産川上流にある淵。ここで大蛇が小泉小太郎を産んだという民話があり、そのお産後亡くなった大蛇の骨が蛇骨石となっ たといわれる。

「け」の絵札

舞田石造五輪塔

県内で 一番大きい 舞田の石造五輪塔

(けんないで いちばんおおきい まいたのせきぞうごりんとう)

違った形の石を五つ積み重ねた、県内最大の五輪塔で県宝に 指定されている。石には古代インドの文字で仏様の名前が彫 られている。

「こ」の絵札

安楽寺

国宝の 八角三重塔 安楽寺

(こくほうの はっかくさんじゅうのとう あんらくじ)

別所温泉にあり、鎌倉時代に開山した信州最古の禅寺。国宝の八角三重塔は四重屋根に見えるが1番下は裳階(もこし= ひさしのこと)である。

「さ」の絵札

野倉赤地蔵

産川に しずめて雨乞い 赤地蔵

(さんがわに しずめてあまごい あかじぞう)

野倉地区では、日照りの年に赤地蔵を産川に沈め、わざと地蔵を怒らせて雨を降らそうとした。

「し」の絵札

常楽寺

常楽寺 観音様出現の 多宝塔

(じょうらくじ かんのんさましゅつげんの たほうとう)

別所温泉にある天台宗の名刹。北向観音が出現したといわれる場所に石造多宝塔があり、国の重要文化財となっている。

「す」の絵札

鴻の巣

垂直に 切り立つ鴻の巣 しま模様

(すいちょくに きりたつこうのす しまもよう)

1400 万年前の海底が隆起した切り立った崖。海の底で重なったレキや砂岩、鉄分が特徴的な縞模様に見える。昔、周りの 松の木にコウノトリが巣を作ったのでその名がついた。

「せ」の絵札

北向観音

善光寺 北向観音 両まいり

(ぜんこうじ きたむきかんのん りょうまいり)

来世往生をかなえる善光寺と現世利益の北向観音の両方をお 参りすることで、より幸せになれるといわれている。

「そ」の絵札

法住寺・独鈷山

そびえ立つ 独鈷の向こう こくぞう堂

(そびえたつ とっこのむこう こくぞうどう)

独鈷山の南麗にある法住寺は平安時代慈覚大師の開山といわ れ、虚空蔵堂が国の重要文化財になっている。

「た」の絵札

岳の幟

岳の幟 天下の奇祭 雨乞行事

(たけののぼり てんかのきさい あまごいぎょうじ)

別所温泉の夫神岳で 500 年以上続いている雨乞い行事。国の選択無形民俗文化財。麓でささら踊り、三頭獅子舞が行わ れる。

「ち」の絵札

沢山池

貯水量 塩田で一番 沢山池

(ちょすいりょう しおだでいちばん さやまいけ)

貯水量 108 万トン、産川上流にある塩田平最大のため池で、他のため池に水を送るダムの役割をしている。

「つ」の絵札

信濃国分寺跡

月明り 並ぶ礎石や 国分寺跡

(つきあかり ならぶそせきや こくぶんじあと)

約 1300 年前、天皇の詔(みことのり=天皇の命令)によって建てられた建物は喪失したが、発掘調査により自然石の礎石が 38 個発見されている。国の指定史跡。

「て」の絵札

別所神社

天から授かる縁結び 子宝のご利益 別所神社

(てんからさずかるえんむすび こだからのごりやく べっしょじんじゃ)

本朝縁結大神。境内にはいると神楽殿の左手奥に神社が見えるがそこは拝殿。神様がいらっしゃる本殿は拝殿の真裏にある。

「と」の絵札

レイライン

冬至と夏至 太陽通る レイライン

(とうじとげし たいようとおる れいらいん)

太陽の軌跡や建物の配置をレイラインというが、信濃国分寺・ 生島足島神社・泥宮を結ぶラインは直線状で、しかも、冬至の夕日と夏至の朝日の光がそこを照らす。

「な」の絵札

奈良尾石造大姥坐像

奈良尾では 大姥坐像で 雨ごいす

(ならおでは おおばざぞうで あまごいす)

地元の人たちからは「大姥 ( おおば ) さま」と呼ばれ親しまれている。なんでこんなに恐ろしい顔をしているのかは不明。

「に」の絵札

西光寺

仁王門 並木を抜けたら 西光寺

(におうもん なみきをぬけたら さいこうじ)

鎌倉時代、二ツ木峠の城で夜になると西に光が見えるので、 仏さまにゆかりがあると思い、塩田北条氏が開いた寺、県宝の阿弥陀堂や仁王門がある。

「ぬ」の絵札

泥宮

主は泥 稲作支える 泥宮大神

(ぬしはどろ いなさくささえる どろみやおおかみ)

稲作の元になる「泥」が御神体。生島足島神社の西のレイラ イン上にあり、烏帽子岳に昇る夏至の日の出が鳥居の真ん中 に見える。

「ね」の絵札

猫山観音堂

猫山は 観音様と 桜の名所

(ねこやまは かんのんさまと さくらのめいしょ)

下組の猫山公園にある観音堂。江戸から明治にかけて盛んであった養蚕業の「お蚕様」を守るネズミ除けのご利益がある として地域で信仰された。

「の」の絵札

別所線

のぼり龍 くねくね走る 別所線

(のぼりりゅう くねくねはしる べっしょせん)

別所線は、2021 年で開業 100 周年、上田 - 別所温泉間約 12 キロを龍のように曲がりながら走る地域の宝である。

「は」の絵札

西行の戻り橋

橋を渡らず 西行法師 戻り橋

(はしをわたらず さいぎょうほうし もどりばし)

平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した歌人で僧の西行法師が、こどもに機転のきいたことを言い返されてしまい、恐れて橋を渡らずに引き返したといわれる。

「ひ」の絵札

舌喰池

人柱 悲しい民話 舌喰池

(ひとばしら かなしいみんわ したくいいけ)

池の土手の工事の際に人柱に選ばれた女の子が、前夜に舌を 噛み切って池に飛び込んでしまったという悲しい民話が伝わっている。

「ふ」の絵札

千駄焚き・百八手

降れよ雨 夜空をこがす 百八手

(ふれよあめ よぞらをこがす ひゃくはって)

ため池の土手や山の上で、たくさんの松明などを燃やし「雨 降ラセタンマイナ」と唱える雨乞いの風習。百八は煩悩(ぼ んのう)の数からきているといわれる。

「へ」の絵札

北向観音愛染カツラ

別所のネ 五木の一つ 愛染かつら

(べっしょのね ごぼくのひとつ あいぜんかつら)

千手観音が現れたといわれる桂の木。この木に由来する小説 が直木賞を受賞し映画も大ヒットした。縁結びの霊木と言われている。

「ほ」の絵札

保野祇園祭

保野ぎおん 豊作願い ささら舞う

(ほやぎおん ほうさくねがい ささらまう)

毎年 7 月の第3土・日曜日に行われる祭で、牛頭天王が塩野神社から保野の市神に遷座する。ささら踊りや三頭獅子舞を奉納する。上田市無形民俗文化財。

「ま」の絵札

松茸

松茸は 塩田平の 秋の味

(まつたけは しおだだいらの あきのあじ)

塩田平一帯は有数の松茸産地であり、山中で松茸料理が食べ られる「松茸小屋」は秋の風物詩である。

「み」の絵札

前山寺

未完の美 前山寺 三重の塔

(みかんのび ぜんさんじ さんじゅうのとう)

弘法大師空海の開山と伝えられる真言宗の寺。三重塔は手す り等がないが、むしろすっきりと美しいことから「未完成の 完成塔」と呼ばれる。

「む」の絵札

犬飼情兵衛

むらびとの 苦しみ救った 犬飼情兵衛

(むらびとの くるしみすくった いぬかいせいべえ)

江戸時代末期、上田藩の下級武士であった犬飼情兵衛は、中 野村の人々を貧困から救ったことから石碑が建てられた。

「め」の絵札

ちがい石

めずらしい 弘法山の ちがい石

(めずらしい こうぼうやまのちがいいし)

X字の形の石。「弘法様の誓い石」ともよばれ、大切に持っていれば災厄から守ってくれるといわれる。弘法山一帯でしか産出しない。

「も」の絵札

元木の地蔵・末木の薬師

元木の地蔵と末木の薬師 弘法大師の作という

(もときのじぞうとすえきのやくし こうぼうだいしのさくという)

手塚地区にある無量寺の地蔵像と、中野薬師堂の薬師如来像は、弘法大師が一本の柳の大木から彫り出したと伝えられる。

「や」の絵札

中禅寺

野鳥鳴く かやぶき屋根の 中禅寺薬師堂

(やちょうなく かやぶきやねの ちゅうぜんじやくしどう)

中禅寺の薬師堂は平安時代末期から鎌倉時代初期のものとい われ、中部日本で 1 番古い木造建築物。国の重要文化財。

「ゆ」の絵札

長福寺

夢殿で ほほえむおもどり観音 長福寺

(ゆめどので ほほえむおもどりかんのん ちょうふくじ)

観音菩薩立像は三回も盗まれているが、ちゃんと戻ってきていることから、旅行の安全をお祈りしに来る人がいる。

「よ」の絵札

信濃国分寺

八日堂 蘇民将来符 厄除けに

(ようかどう そみんしょうらいふ やくよけに)

信濃国分寺で 1 月 7 日から 8 日にかけて八日堂縁日が開かれる。この縁日で六角錐形の蘇民将来符を頒布する習俗は国 の選択無形民俗文化財。

「ら」の絵札

来光寺池

来光寺池 お寺の名前が ため池に

(らいこうじいけ おてらのなまえが ためいけに)

江戸時代にあった寺の名前がつけられた、貯水量 23 万トンのため池。太平洋戦争末期、アメリカ軍により池内に爆弾が投下された。

「り」の絵札

前山塩野神社

龍にまつわる物語 塩野神社の御神木

(りゅうにまつわるものがたり しおのじんじゃのごしんぼく)

村人が龍にひどい仕打ちをしたことによって御神木のケヤキ が燃えて折れてしまったという民話がのこる。

「る」の絵札

マダラヤンマ

瑠璃色の マダラヤンマ 飛び交う東山

(るりいろの まだらやんま とびかうひがしやま)

目や腹が鮮やかな瑠璃色で「空飛ぶ宝石」とよばれるトンボ。 上田市の天然記念物に指定されている。捕まえるのは禁止されています。

「れ」の絵札

生島足島神社

連綿と 先人の思い受けつぐ 御柱

(れんめんと せんじんのおもいうけつぐ おんばしら)

平安時代の国の公文書にも出てくる下之郷の生島足島神社で は「御柱祭」が7年目ごとに行われ、東山から 4 本の赤松の大木を切り出し境内に建てる。

「ろ」の絵札

龍光院

六百年のケヤキが見守る 龍光院

(ろっぴゃくねんのけやきがみまもる りゅうこういん)

鎌倉時代に開山した塩田北条氏の菩提寺。歴史ある黒門と樹齢 600 年のケヤキはとても見ごたえがある。

「わ」の絵札

信州の学海

我がふるさと「塩田は信州の学海なり」

(わがふるさと「しおだはしんしゅうのがっかいなり」)

古来、塩田の地には遠方から学問を志す僧が集まり、お寺で 学問を修めたことから、「信州の学海」と名僧の無関普門(むかんふもん)が記した。

掲載画像を商用で転載・改変・利用することは固くお断りします。当該かるた又は上田市日本遺産の周知・広報、普及啓発、教育目的の場合は、ご自由にご利用ください。

かるたマップイメージ

マップイメージ

 

かるたのほか、絵本も制作しています。詳しくはリンク先をご覧ください。
絵本「おひさまはみている」

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