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~story~
古来から「聖地」として多くの神社仏閣が建てられ、「信州の学海」とまで評される塩田平は、独鈷山と夫神岳から扇状に開ける穀倉地帯でありながら、日本有数の少雨地帯として水の確保に悩まされてきました。
先人たちは、わずかな雨水も無駄にすまいと百余のため池をつくり、ため池を守るために人柱を捧げたこともありました。ときには路傍の地蔵をため池に投げ込んだり、大松明を灯して祈りを捧げたりと、さまざまな形で龍神に雨を乞い願ったのです。雨の恵み、太陽の恵みを神仏、ことに龍に祈る信仰は、今も脈々と残されています。
大日如来を安置する「信濃国分寺」(=太陽)、国土を御神体とする「生島足島神社」(=大地)、夫神岳のふもとにある信州最古の温泉といわれる塩田平の「別所温泉」(=聖地)が、1本の直線状に配置され、レイラインをつないでいる様は、この地が、信仰を大切にして守り伝えた「特別な場所」であると、後世に伝えようと遺した先人たちの仕掛けかもしれません。